石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

実生難物クラッスラ・ワインカップの2つ目の発芽

初春にクラッスラ・ウンベラ(通称ワインカップ)の自家受粉した種子を蒔きました。

 

 

結果は40粒+追加15粒を蒔いて1つだけ発芽という散々なものでした。

まぁ、0じゃないだけマシなんですが。

採取したもので1つ発芽したから良いものの、もし種子を購入して発芽ゼロだったらと思うと恐ろしいです。

ワインカップの種子はお高くて、10~20粒で3000~5000円くらいするんですよ・・・。

販売種子の発芽率なんてまず書いてありませんし、買うなら高くても成株買ったほうがいいです。

1株でも自家受粉で種子が採れますし、1つだけとはいえ発芽する事も確認済みです。

 

さて、そのワインカップの実生ですが、今日確認してみると、なんともう1つ発芽しておりました。

矢印の芽です。

上にあるのが最初に発芽した芽ですね。

蒔いてから約2ヶ月半が経っております。

この鉢はもうフタを外しており、砂の表面が乾いたら水をやって湿らせるという事を繰り返していました。

置き場所は室内の窓際で、気温は15℃~30℃です。

乾燥と湿潤を繰り返したのが良かったのか、だとすると最初からフタをしない方がいいのではないか、とか色々考えましたが、正直なところ発芽条件はさっぱり分かりません。

後追いして他のも発芽してくれるとうれしいのですけど。

 

胃袋開花

オマケで頂いてしまったガステリアです。

品種はわかりません。

ざっと調べてみた感じでは「小亀姫」でしょうか。

 

今年は花芽をひょろひょろと伸ばしまして、何とも可愛らしいピンク色の花を咲かせております。

ガステリアの花は初めて見ましたが、こんな面白い花が咲くんですね。

 

花は下向きに開いており、この形状だと蜜を吸うにはホバリングするしかなさそうです。

花粉媒介者はハチドリかと思ったのですが、ハチドリは南アフリカにはいなかったはず・・・。

調べてみると、花粉媒介者はタイヨウチョウというハチドリに似た鳥との事でした。

 

ハチドリのような鳥の気を惹くとなると、蜜は高カロリーで絶対美味しいはずです。

思った通り、蜜たっぷり。

舐めてみると、クセのない甘さで美味しかったです。

 

ガステリアについて検索していて知ったのですが、ガステリアという名前は花が胃袋(ガスター)っぽい事から付いた名前らしいです。

言われてみると、確かに胃袋っぽいです。

色もピンクですし。

名前付けた人、良いセンスしてますねぇ。