石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

乙女心の葉挿し:中間報告③

うっかりもげてしまった葉で実験的に行っている乙女心の葉挿しの中間報告です。

 

↓前回の記事はこちら↓

 

早々に根の出た葉は、黄色くなって萎れてしまいました。

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黄色くなってしまった原因は、日に当ててしまった事だと思います。

日に当てれば葉が出るかもしれないと思い、日の当たる場所に置いてしまったのです。

翌日には黄色くなってしまいました。

葉が出るまでは日に当ててはダメなようです。

 

根の状態を確認してみると、健康的な根が伸びていました。

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根が出れば安心というわけではないようです。

黄色くなってしまった方は残念ながらリタイヤです。

 

前回、半もぎしてみた2つの葉は、もぎすぎた事が原因で、風で落ちてしまいました。

落ちてしまった葉は一応ポリエステル避難所に入所させましたが、すでに黄色がかってしまっているので望み薄です。

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切り戻しの際に手が滑って落としてしまい、取れてしまった2枚の葉も入所中(右下)。

 

3度目の正直で、もう一枚だけ半もぎ葉挿しに挑戦してみました。

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今度はうまくもげましたが、芽が出たのは枝側でした。

どうすれば葉側から芽が出るのでしょうか・・・。

 

夏にツルが枯れてしまい、先端だけレスキューした斑入りグリーンネックレスは、ひと月半の避難所生活を経て、ついに根が出てきました。

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無事に避難所を卒業して、大理石鉢に移籍です。

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続き→ 乙女心の葉挿し:結果 - 石と多肉植物

 

大理石と銀月

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 純白の大理石と、同じく純白の銀月との組み合わせです。

漆黒の石炭鉢と対になる鉢として、銀月購入当初から構想していたものです。

当時はきちんと育てられるか不安だったので、2株買わずに大きく成長させられたら挿し木で作ろうと思っていました。

順調に成長して脇芽まで出してくれたので、株分けで白黒鉢を実現することができました。

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銀月は3番目に出てきた脇芽から成長した株です。

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実はまだ根が出ていません。

根無しの状態で株分けした後、ポリエステル綿で発根を促していましたが、一週間経っても根が出ないので、植えてしまいました。

たったの一週間しか我慢できないのかと思われるかもしれませんが、明るいと発根しにくいのかもとか、色々心配になってしまうのです。

ちまちま発根確認していじり回すよりは、植えてしまった方が根付く可能性が高いと判断しました。

 

大理石は、埼玉の奥秩父の河原で拾ったものです。

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雪のような白さを持つ微小結晶の結晶質石灰岩を使いました。

ひと口に結晶質石灰岩といっても、結晶の大きさや、その後の変成によって、様々なタイプがあります。

拾ってきた結晶質石灰岩を、結晶の小さい順に並べてみました。

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結晶の大きな物は透明感があり、キラキラと光ります。

ザラメを固めたような感じです。

結晶の小さな物は透明感がなく、粉雪のような白さが魅力です。

純白で美しいのですが、非常に脆いのが欠点です。

水分を吸収してしまうので汚れやすく、苔が付きやすいのも難点です。

 

鉢はダイソーで購入した陶器の食器です。

石炭鉢用の黒い鉢を買ったときに、一緒に購入しておいたものです。

今ではラインナップが変わってしまい、同じものは売っていないようなので、買っておいて良かったです。