石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

頼れるハンター・デーニッツ先生

今朝、窓を開けると、網戸の内側に小さなムシがいるのに気付きました。

害虫ならば即刻退治するところですが、よく見てみると虫ではなく、小さなクモでした。

デーニッツハエトリグモのお子様のようです。

デーニッツハエトリグモは、実生の天敵・キノコバエを退治してくれるので、デーニッツ先生とお呼びして重宝しています。

過去記事でも1度紹介しております。

 

さて、このデーニッツ先生、さっそく狩りに成功されたようで、口に何か咥えておりました。

おしりの尖った黒い羽虫、憎きクロバネキノコバエですね!

デーニッツ先生、ほんと頼りになります。

ありがとうございます。

 

マクロ撮影だと被写界深度(ピントの合う範囲)が1mmも無いので、キノコバエにピントを合わせると、デーニッツ先生の雄姿がボケてしまいます。

デーニッツ先生にピントを合わせた写真も撮っておきました。

カニカルでカッコイイですね。

ゴーグルのような前方の目がたまりません。

上の方に付いている黒い点も目で、全部で8個もの目を持っています。

今後ともその8個の目で、キノコバエ退治、よろしくお願いします。

 

ポリフィラの変な花

モナンテス・ポリフィラの花が開花しました。

噂通りの変な花です。

SFチックといいますか、地球外生命体の匂いがします。

花の周りに浮いている粒々がとても気になります。特に左の花。

こういう時はマクロ撮影ですね。

 

第一形態。

蕾です。

フワフワした球体に見えるので、この段階ですでに面白いです。

 

第二形態。

先端が割れて、中身が見えてきます。

 

第三形態。

弾けて丸い球体を放出します。

球体の正体は葯のようです。

葯とは、オシベの先にある花粉が詰まったカプセルの事です。

オシベの軸が細く、葯が大きいので、肉眼だと球体が浮いているように見えます。

 

第四形態。

最終形態です。

葯が弾けて黄色くなります。

 

見れば見るほど面白い花です。

クラゲのようにも見えますし、UFOのようにも見えます。

なんかアレに似てますね、フリーザ様の宇宙船。

 

最後にポリフィラ本体も撮ってみました。

ものすごくツブツブしておりました。

ツヤのないスポンジのような質感の植物だなと思っていましたが、その理由はこのツブツブにあるようです。