コランコエ属の”不死鳥”と、木のような石、”珪化木”の組み合わせです。
表面を白っぽい川砂で覆い、朽木のように見える珪化木を配置することで、砂漠のような雰囲気を出してみました。
不死鳥はかなり異質な雰囲気を持つ多肉植物です。
人によっては気持ち悪いと感じるかもしれません。好みの分かれる所だと思います。
まず、色が普通じゃありません。
ギザギザの葉先に子芽が吹きだしているので、形も異様です。
不死鳥 = フェニックス のような華々しさは無く、どちらかというとゾンビ系です。
バイオハザードに登場したら、絶対に襲ってきます、こいつ。
始めは、珪化木と合わせる植物として、硬葉系ハオルチアを探していました。
砂漠のような雰囲気には、硬葉系ハオルチアが似合うと思ったのです。
ところが、園芸店を探し回っても、気に入ったものが見つかりませんでした。
春は硬葉系ハオルチアはあまり出回らないのでしょうか・・・・
そんな時に売り場の片隅で目に入ったのがこの不死鳥でした。
私は探鳥も趣味にしていて、好きな鳥の一つにアリスイという鳥がいます。
不死鳥は、雰囲気がこのアリスイに似ていて、一目で気に入りました。
珪化木とも合いそうだったので、お持ち帰りしてしまいました。
比較的大きく育ち、子芽をどんどん落として勝手に増殖してしまう種のようなので、増えすぎないように少しいじめ気味に育てていこうと思います。
珪化木は、木にそっくりの石です。
倒木に珪質が染み込み、石化した物と言われています。
形がユニークで、色も落ち着いているので、多肉植物との相性は抜群の石だと思います。
木と違って重量があるので配置しやすく、腐ったりカビたりしないのも魅力です。
珪化木は、結構あちこちの川で拾う事ができます。
鉢は外側は木製、内側はプラスチックの自作鉢です。
木製の鉢は暖かみがあって魅力的ですが、濡れるとカビて腐るという欠点があります。防腐剤を塗る手もありますが、そんなものが植物に良いわけがありません。
そこで、内側にプラスチックケースをはめ込み、完全防水の木製鉢を作ってみました。
・おまけ
この不死鳥鉢は、恐竜のフィギュアとの相性がとても良いです。