純白の大理石と、同じく純白の銀月との組み合わせです。
漆黒の石炭鉢と対になる鉢として、銀月購入当初から構想していたものです。
当時はきちんと育てられるか不安だったので、2株買わずに大きく成長させられたら挿し木で作ろうと思っていました。
順調に成長して脇芽まで出してくれたので、株分けで白黒鉢を実現することができました。
銀月は3番目に出てきた脇芽から成長した株です。
実はまだ根が出ていません。
根無しの状態で株分けした後、ポリエステル綿で発根を促していましたが、一週間経っても根が出ないので、植えてしまいました。
たったの一週間しか我慢できないのかと思われるかもしれませんが、明るいと発根しにくいのかもとか、色々心配になってしまうのです。
ちまちま発根確認していじり回すよりは、植えてしまった方が根付く可能性が高いと判断しました。
大理石は、埼玉の奥秩父の河原で拾ったものです。
雪のような白さを持つ微小結晶の結晶質石灰岩を使いました。
ひと口に結晶質石灰岩といっても、結晶の大きさや、その後の変成によって、様々なタイプがあります。
拾ってきた結晶質石灰岩を、結晶の小さい順に並べてみました。
結晶の大きな物は透明感があり、キラキラと光ります。
ザラメを固めたような感じです。
結晶の小さな物は透明感がなく、粉雪のような白さが魅力です。
純白で美しいのですが、非常に脆いのが欠点です。
水分を吸収してしまうので汚れやすく、苔が付きやすいのも難点です。
鉢はダイソーで購入した陶器の食器です。
石炭鉢用の黒い鉢を買ったときに、一緒に購入しておいたものです。
今ではラインナップが変わってしまい、同じものは売っていないようなので、買っておいて良かったです。