昨年の秋、銀月の切り戻しを行いました。
銀月では初めての切り戻しでドキドキでしたが、特に問題は発生せず、スムーズに根付いてくれました。
春も銀月の成長期であり、挿し木ができると思うのですが、直後にやってくる夏が怖いので躊躇していました。
しかし、何事も経験ということで、一株だけ切り戻しをしてみる事にしました。
切り戻す株は、枝芽が出ている株を選びました。
枝芽の成長が止まっていたので、親株に残す事で成長が促されると思ったからです。
枝芽の上あたりを、デザインナイフを使ってカットしました。
綺麗に切れました。
夜に作業したので暗くて写真が撮れず、この写真は翌朝撮りました。
よく見ると、葉の付け根に、芽になる白いポッチが付いています。
図らずも、ベストな位置で切れたようです。
カットした苗は12時間乾かした後に植え付けます。
今回は、発根を確認したかったので、一旦、川砂に仮植えしてみます。
川砂は、湿ると固まりますが、乾くとサラサラになるので、根にダメージをあたえることなく抜くことができます。
比重が重く、水に沈むので、熱湯で簡単に殺菌できるのも利点です。
銀月を発根させるコツは、土を常に湿らせておく事です。
1日1回は、根元に少量の水を垂らします。
カビや菌が発生しやすい環境になるので、植え付ける土は消毒しておいた方が良いです。
このやり方だと、切ってから2週間ほどで発根します。
試行回数がそれほど多いわけではありませんが、発根率は5回中5回成功で、100%です。
15日後に抜いてみると・・・
発根が確認できました。
親株の方も、3つの白いポッチが大きくなりました。
枝芽も大きくなり、順調そうです。
発根したカット苗は、セリアで売っているアイスクリームのコーンを模した器に植えてみます。
ひと目見た時から、銀月を植えてみたいと思っていたんです。
ソフトクリームっぽくなりました(笑)。
コーンの器は安定感がイマイチなので、転倒防止の対策を講じます。
用意したのはゼリーの容器。
これを逆さにして、適度な位置で切ります。
はい、ピッタリ。
可愛らしい鉢になりましたが、土の量が少ないのが少々不安です。
銀月が居心地悪そうに見えたら、すぐに別鉢に植え替えようと思います。