石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

パピラケアがついに開花!

見たい、見たいと思っていたパピラケアの花がついに開花しました。

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小さくて可愛らしい花です。

白蛇が髪飾りを付けているようで、なかなかシュールです。

 

蕾は左右の株に2つずつ、計4つ付いていました。

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①は途中で咲くのをやめてしまいました。

その時の記事↓

 

その後、②と③の蕾が咲く気配を見せましたが、関東地方まさかの1週間日照時間ゼロ。

蕾が開くことはありませんでした。

パピラケアは、天気が悪いと花を咲かせずに終わるようです。

(咲かずに結実していれば閉鎖花という事になり、開花に消極的な生態も理解できます。種ができているかは、追って記事にしたいと思います。)

 

残りの1つの蕾も膨らんできましたが、天気予報は不安定で快晴が期待できず、花を見られそうもないと凹んでいました。

ところが、27日のお昼過ぎに太陽が顔を見せてくれました。

雲は多めでしたが、奇跡的に太陽を避けて動いています。

そして、14時20分、最後の蕾が開花してくれました。

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花は、仄かに菊に似た香りがします。

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5枚の花びらは、体を覆っているウロコにそっくりです。

だから先端に咲くと、頭が開いているように見えるんですね。

 

撮影している短時間の間に、明らかに株の形が変わっていきます。

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14時35分。

ついさっきまでクロスしてなかったよね?

 

接写してみました。

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めしべに花粉が付いているのは、自家受粉させる為に、私が筆でかき混ぜたからです。

ピントを少しずらすと・・・

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花の奥に蜜があるのがわかります。

舐めてみましたが、量が少なすぎて甘みは感じられませんでした。

 

接写している間にもパピラケアさんは動きます。

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14時50分。

どうやら花を上に向けようとしているようです。

絶対、意志あるでしょ・・・パピラケアさん。

 

15時25分の様子です。

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もう花を閉じてしまうようです。

 

15時40分には完全に閉じてしまいました。

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開花時間は1時間ほどしかありませんでした。

開花日数が1日しかないのに、1時間。

明らかに虫媒花なのに短時間で勝負かけすぎでしょう。

しかも、晴れていないと咲かないとか、条件が厳しすぎます。

 

しかし、ハードルが高い分、花を見られた時の感動は格別でした。