■■ ピレアグロボーサ ■■
2020年・冬
~育成環境~
場所:室内 南向きの窓際
水やり:土の表面が乾いてから(3日~5日に1回程度)
遮光:無し
ピレア属のセルピラケア・グロボーサの成長記録です。
南向きの窓際で、窓越しの直射日光に当てて育てています。
水やりは、観葉植物扱いで多めにしています。
秋から初冬まで順調に育っていたのですが、年が明けたくらいから調子が悪くなりました。
ピレアグロボーサは、調子を落とすと葉がポロポロ落ちるのでわかりやすいです。
丹念に調べてみると、冬にもかかわらずハダニが発生していました。
ピレアグロボーサは、ほんとムシが付きやすいです。
ハダニは小さくて見つけにくいですが、逆光で透かすとハダニが出した細い糸が光って見えるので、被害には気づきやすいです。
ハダニは物理的に排除するのが一番手っ取り早いので、高水圧のシャワーで一掃してやりました。
その際に葉が大量に取れて、少々みすぼらしくなってしまいました。
シャワー程度で落ちる葉は、どのみち枯れ落ちる運命なので、春に回復してくれる事に期待です。
秋に挿し木した枝にもハダニがついてしまいました。
株が小さい分ダメージも大きく、いくつかの株は萎れてしまいました。
こちらも高水圧シャワーで洗い流しました。
昨年の春に挿しておいた予備の鉢が、一番調子が良いです。
この鉢だけハダニが発生しませんでした。
真っ赤に紅葉し、葉の数も多いので、見応えがあります。
水をしっかり吸ってくれるので、透明な窓が膨らみ、綺麗に見えます。
ピレアグロボーサは、厳しく育てると窓が凹んでしまい、魅力的な窓が見えなくなってしまいます。
かといって、甘やかすと茎が伸びて徒長してしまうので、加減が難しいです。
1年間育ててみて思った事は、春夏は厳しめに、秋冬は甘めに育てた方が良いのではないかという事です。
下の写真の黄色の部分が春夏の成長、青い部分が秋冬の成長です。
秋冬は多少甘やかしても、節が短く、締まって育ってくれます。
春夏は甘やかすと、節が伸びてスカスカになってしまいます。
全体的に締まった株を目指すべく、今年の春夏は肥料を切って、水も少なめにしてみようかと思います。