石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

ピレアグロボーサ【成長記録:2020年・冬】

f:id:haworthii:20210224173755j:plain

■■ ピレアグロボーサ ■■

2020年・冬

 

~育成環境~

場所:室内 南向きの窓際

水やり:土の表面が乾いてから(3日~5日に1回程度)

追肥:薄い液肥を月に1回程度

遮光:無し

 

ピレア属のセルピラケア・グロボーサの成長記録です。

 

南向きの窓際で、窓越しの直射日光に当てて育てています。

水やりは、観葉植物扱いで多めにしています。

 

秋から初冬まで順調に育っていたのですが、年が明けたくらいから調子が悪くなりました。

ピレアグロボーサは、調子を落とすと葉がポロポロ落ちるのでわかりやすいです。

丹念に調べてみると、冬にもかかわらずハダニが発生していました。

ピレアグロボーサは、ほんとムシが付きやすいです。

ハダニは小さくて見つけにくいですが、逆光で透かすとハダニが出した細い糸が光って見えるので、被害には気づきやすいです。

ハダニは物理的に排除するのが一番手っ取り早いので、高水圧のシャワーで一掃してやりました。

その際に葉が大量に取れて、少々みすぼらしくなってしまいました。

シャワー程度で落ちる葉は、どのみち枯れ落ちる運命なので、春に回復してくれる事に期待です。

 

秋に挿し木した枝にもハダニがついてしまいました。

株が小さい分ダメージも大きく、いくつかの株は萎れてしまいました。

f:id:haworthii:20210224174240j:plain

こちらも高水圧シャワーで洗い流しました。

 

昨年の春に挿しておいた予備の鉢が、一番調子が良いです。

f:id:haworthii:20210224174720j:plain

この鉢だけハダニが発生しませんでした。

真っ赤に紅葉し、葉の数も多いので、見応えがあります。

f:id:haworthii:20210224175008j:plain

 

水をしっかり吸ってくれるので、透明な窓が膨らみ、綺麗に見えます。

f:id:haworthii:20210224175204j:plain

ピレアグロボーサは、厳しく育てると窓が凹んでしまい、魅力的な窓が見えなくなってしまいます。

かといって、甘やかすと茎が伸びて徒長してしまうので、加減が難しいです。

 

1年間育ててみて思った事は、春夏は厳しめに、秋冬は甘めに育てた方が良いのではないかという事です。

下の写真の黄色の部分が春夏の成長、青い部分が秋冬の成長です。

f:id:haworthii:20210224175507j:plain

秋冬は多少甘やかしても、節が短く、締まって育ってくれます。

春夏は甘やかすと、節が伸びてスカスカになってしまいます。

全体的に締まった株を目指すべく、今年の春夏は肥料を切って、水も少なめにしてみようかと思います。