石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

2021年:早春の発芽模様・その2

モタモタしていたら、早春ではなく春真っ盛りになってしまいました。

「その1」に続き、自作の育苗器で発芽した可愛らしい芽をご紹介します。 

「その1」で紹介した芽も大きくなり、本葉を展開するものも出てきましたので、合わせてご報告します。

 

ジュピター

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ハオルチア属コレクタの選抜種、ジュピターです。

お高くて手が出ない高級多肉ですが、種なら手が出せます。

芽はシンプルな単葉で、ブルビネ属メセンブリアントイデスとそっくりです。

そういえば、種子もそっくりでした。

ハオルチアとブルビネは、ススキノキ科ツルボラン亜科という同じ科に属しているようなので、親戚みたいなものですね。

 

ドロサンテマム・エブレネウム

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ドロサンテマム属のエブレネウムです。

聞き慣れない属名ですが、メセンの仲間だそうです。

ラニュー糖をまぶしたようなキラキラした葉が特徴で、「その1」で紹介したフィロボルスに似ています。

フィロボルスが大きな双葉だったのに対して、こちらは極小の双葉を展開しています。

 

月宮殿(サボテン)

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白いまっくろくろすけ、月宮殿です。

鮮やかな緑色をした可愛らしい芽が出ました。

フタを外すのが遅れたためか、伸びてノッポになってしまいました。

 

テネブリカ・ブラボアナス・バラ丸

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「その1」で紹介したメンツです。

試験的に蒔いた「その1」が順調だったので、残りも全部蒔いてみました。

種子の質が良いので、発芽率も凄いです。

こちらもフタを開けるのが遅れ、徒長気味です。

 

区画を分けて蒔いたのですが、湿らせる際に水を入れすぎて種が浮いてしまい、混ざってしまいました。

手前側が発芽していないのは、種が奥に流れたからです・・・

頭にトゲが出てくれば判別できそうなので、混ざっても面白いかと開き直っています。

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1つだけ、ピンクの芽が出てきました。

おそらくテネブリカだと思います。

斑入りだとうれしいですが、たぶん、そのうち緑色になると思います。

 

 

ここからは、「その1」で紹介した芽のその後の様子です。

テネブリカ

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白いモジャモジャした毛が増えてきました。

小さな2つの突起が手のように見えて可愛いです。

手前のは転んでいるように見えるし、見ていて飽きません。

 

ブラボアナス

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頭が割れて、中央からトゲが出てきました。

 

バラ丸

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放射状のトゲが増えてきました。

こんな具合に、上記3種はトゲの出方に特徴があるので、混ざっても判別できそうです。

 

陽炎

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こちらは細い針状のトゲを出しています。

痛そうですが、綺麗です。

 

ブルビネ・メセンブリアントイデス

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シンプルな単葉がそのまま大きくなっています。

種は15個蒔いたはずだったのですが、芽はなぜか17個出ています。

数え間違えたかな・・・

 

クラッスラ・アウセンシス・チタノプシス

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極小の双葉が少しは大きくなるものだと思っていましたが、サイズは変わらず、極小の本葉が出てきました。

成長の確認にはルーペが必須です。

 

四海波

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緑のマイナスネジの割れ目から、なんか出てきました。

フォーカリアの成長はトリッキーで面白いです。

どう成長していくのか予想が付かず、今後の展開から目が離せません。

 

フィロボルス・?・Eenriet

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双葉の間から、肉厚のうさ耳が出てきました。

ラニュー糖をまぶしたようなキラキラした本葉です。

フィロボルスの特徴的な葉が、こんなに早く見られるとは思いませんでした。