石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

十二の巻が好き

硬葉系ハオルチアの代表と言えば、細長い葉に白い縞模様の入った「十二の巻」。

古くから世界中で愛されている品種だそうで、様々な派生種が生み出されています。

私は十二の巻系の硬葉系ハオルチアが好きで、気に入ったものを買っていたら結構大所帯になってしまいました。

育てる場所が狭いので、なるべく似た品種は買わないようにしていたはずなのですが・・・些細な違いが気になり始めたらもう手遅れですねー・・・。

興味の無い方からすると、どれも大体同じに見えるかもしれませんが、端からご紹介します。

全部違うんですよー

 

松の雪

初めて買った十二の巻系ハオルチアです。

白い模様が縞ではなく点状になっているのが特徴です。

上に伸びやすいタイプで、胴切りすると無尽蔵に増えていきます。

たまに100円ショップで見かける十二の巻がこれと似た感じで、同種ではないかと疑っています。

 

松の霜

松の雪と同じく点状の結節(白い模様)ですが、こちらの方がより細かいです。

松の雪の結節が規則正しく並んでいるのに対して、こちらは不規則にまんべんなく分布しているのが特徴です。

名前の通り、霜が降りたような模様です。

 

十二の巻・無銘

白点が密に入った美しい十二の巻です。

はい、前出の2品種との違いがわからない人は置いていきますよー。

ただの十二の巻として購入しましたが、特選種顔負けの美しさです。

特筆すべきは、葉の内側まで白点が密に入っている事です。

群生させたらとても見応えある品種だと思うので、大事に増やしていきたいです。

 

特アルバ

白い模様がベッタリとついた十二の巻・特選種です。

垂れ落ちそうな結節が特徴で、たまにドーナツ模様がでるのが面白いです。

この株はちょっと管理が悪くて上に伸びてしまっています。

似た品種に「チョベリバ」がありますが、アルバの方が結節の間隔が短いです。

 

シモフリ

白い模様が霜降り状に入っている品種です。

シモフリは、白いほど良いとされる傾向があるようで、線の細いタイプはあまり市場に出回らず、むしろ入手が難しかったりします。

真っ白なタイプも良いですが、個人的にはこちらのタイプも好きです。

駄シモ扱いされて、投げ売りされている事もある不憫なヤツです。

 

スーパーゼブラ・霜降

シモフリの真っ白なタイプです。

光合成できるのか心配になるくらい、白い結節に覆われています。

霜降り模様も出ているのですが、白い部分が多すぎて目立たないですね。

 

白鳥

ここからは斑入り種になります。

十二の巻の斑入り種で、ストライプ状に斑の入ったタイプです。

縦の縞模様と、横の縞模様が重なって、美しい模様を描き出しています。

寒くなると付け根がピンク色になり、ファンシーな感じになります。

有名な曙斑の「白蝶」とは別物です。

 

白衣美人

十二の巻の斑入り種で、ライトグリーンの斑が入るタイプです。

白斑ですが、おなじ白斑の白鳥とは色合いが異なります。

斑の無い部分に赤茶色が出るのも特徴です。

 

松の霜錦

松の霜の斑入り種です。

こちらは鮮やかな黄斑が入ります。

緑と黄色のコントラストが美しいです。

 

金城

「竜の爪」の斑入り種です。

これは糊斑タイプになります。

全体に斑が入っていますが、全斑と違って葉緑素が残っているので、しっかり成長する事ができます。

上から見ると見事に黄色一色です。

 

斑入りワイドバンド

縞模様の太い十二の巻ワイドバンドの斑入り種です。

冬になると赤く色づき、カラフルな「五色の巻」となります。

とても華やかなハオルチアです。

もう硬葉系が地味だなんて言わせません。