石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

楽な梅雨だと油断してやらかす

今年の関東地方の梅雨は、かなり過ごしやすいです。

高温多湿で多肉植物にとって厳しい季節には違いありませんが、過去3年に比べたらかなりマシです。

6月から地獄のような暑さが続いた2018年。

記録的日照不足で、1ヶ月間ほとんど太陽が拝めなかった2019年。

長梅雨の後に極端な猛暑が襲った2020年。

それらに比べれば、適度に涼しい日があり、適度に太陽が出る今年の梅雨は天国のようです。

 

で、油断してやらかすわけです。

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2年以上、下葉ひとつ枯れなかった万宝が萎れ始めてしまいました。

原因は明らかに日照不足です。

6月に入ると太陽が高くなり、窓際に日がほとんど入らなくなりました。

日の当たる僅かな場所には、日光好きな多肉をローテーションさせて置いていました。

鉢の数が増えた事もあり、安定感のある万宝はローテーションを外れて、ずっと日の当たらない場所に置いておりました。

ずっと日陰にいたら、そりゃ調子崩しますよね・・・ほんとごめんなさい。

極端に暑い日を除いて、しばらくベランダの一等地で療養してもらいました。

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萎れ始めていた葉は助かりませんでしたが、被害は葉っぱ7枚で食い止める事ができました。

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下葉までしっかり残っている樹形が気に入っていたのですが、後悔先に立たずです。

 

この春に蒔いたパピラケアも一部やらかしてまして・・・

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見事に徒長しております。

成長が早まるかもと思い、肥料を少し多めにあげてみたのです。

その上で、しっかり遮光された場所に置き続けたら徒長しますよねー・・・。

 

明るい話題もあって、昨日も記事にあげた交配ハオルチア種子の最後の1粒が無事に発芽いたしました。

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左側の矢印が昨日出ていた芽で、右側が今日発芽した最後の1つです。

祝・発芽率100%です。

 

大きなハオルチアと小さなハオルチア

我が家には、あまり大きな多肉植物はありません。

小さな多肉植物が好きな事もありますが、単純に置ける場所が無いのです。

アロエアガベはカッコイイと思いますし、大型ダドレアも綺麗だと思うのですが、他の方のブログを眺めたり、園芸店で鑑賞するに止めています。

 

そんな我が家にあって、一番大きなハオルチアがこちらです。

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立派なサイズのエメラルドLEDです。

このサイズでワンコインという破格のお値段でした。

硬葉系や草系のハオルチアは人気薄な事もあって、たまに掘り出し物に出会えます。

 

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葉先の透明度が高く、根元が明るい色をしている為、真上から光が入るとまるで中心部が発光しているかのように見えます。

エメラルドLEDとは、なかなか上手いネーミングだと思います。

 

大きなハオルチアは数える程しかありませんが、小さなハオルチアは結構増えてきました。

その中でも小型で可愛らしい草系ハオルチアがこちら。

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レティキュラータ・ティンカーベルです。

まず、名前が可愛いですね。

葉の表裏に粒状の窓がたくさんあるので、緑の部分が格子状の模様に見えます。

淡い色合いの美しいハオルチアです。

 

小さくて可愛いティンカーベルですが、これに輪をかけて小さい草系ハオルチアがいます。

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レティキュラータ系最小種と言われるナユタです。

ティンカーベルの子株にも見えますが、これで大人サイズだそうです。

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壮大な名前に反して、超小さいです。

可愛すぎます。

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小さいながらも網目模様と刺があって、ティンカーベルのミニチュアといった感じです。

 

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大きいのも小さいのも個性があって良いですね。

でもやっぱりナユタ可愛いな、ナユタ。←小さいモノ好き

 

話は変わって、前々回ご紹介した交配ハオルチアの発芽状況ですが・・・

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発芽していなかった残り2つのうち1つが発芽しました!

これで発芽率は98.5%となりました。

最後に残った1粒にも頑張っていただきたいです。