石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

実生

【実生検証】ワインカップとブルゲリの温度による発芽率の違い(結果)

ワインカップとブルゲリの温度による発芽率の違いを検証した結果です。 30日目までの発芽数です。 7日目 14日目 30日目 8~20℃ 20~28℃ 8~20℃ 20~28℃ 8~20℃ 20~28℃ ワインカップ 0/20 1/20 0/20 1/20 0/20 1/20 ブルゲリ 8/50 25/50 35/50 48/50 35/50 4…

実生2年のラウイの植え替え

実生して2年が経ったラウイです。 直径は7~8cmくらいでしょうか。 鉢が窮屈になってきたので、植え替える事にしました。 粉物のラウイはなるべく触らずに真っ白に育てたいので、植え替え回数はできるだけ減らしたいところです。 そこで、少し大きめの鉢に植…

やっとペンキ模様が出てきた姫笹の雪

2022年6月に蒔いた姫笹の雪です。 2.5号鉢に5株まとめ植えしております。 だいぶ窮屈になってきました。 姫笹の雪といえば、葉の表面に現れる白いペンキ模様が特徴です。 しかし、その模様が一向に現れません。 さてはお前、姫笹の雪じゃないなと思い始めて…

部屋で実生苗の植え替え:2024年春①

ひどい花粉症で屋外で作業ができないので、部屋で実生苗の植え替えを進めています。 部屋で土いじりする時は、粉塵が大きな問題になるので、水洗いして粉塵を完全に取り除いた土を使っています。 水洗いするのは手間ですが、部屋を粉っぽくするわけにいかな…

【実生検証】ワインカップとブルゲリの温度による発芽率の違い(途中経過)

10日ほど前に、クラッスラ・ウンベラ(通称ワインカップ)を自家受粉させてできた種子を蒔いてみたという話をしました。 その途中経過です。 種子は加温式育苗器(20~28℃)と室内置き(8~20℃)の2ヵ所に分けて蒔き、発芽率の違いを検証してみました。 スペ…

クラッスラ・ウンベラ(通称ワインカップ)の実生に挑戦

クラッスラ・ウンベラ(通称ワインカップ)です。 昨年末にヨレヨレの株をお安く買ったものですが、手厚い看護の甲斐もあって花が咲くまで回復してくれました。 自家受粉してくれたら儲けものと、こしょこしょやっておいたところ、めでたく結実して種子が採…

真珠のように見えるパキポディウムの幼苗

パキポディウム・恵比寿笑いの幼苗です。 去年の冬に蒔いたので、丸1年の株です。 1歳にしてはちょっと小さめかなという気もしますが、まぁ枯れなければ全然OKです。 本格的に寒くなる前に室内に移したので、まだ葉が落ちきらずに残っています。 その為か、…

2023年に蒔いた多肉・サボテンの幼苗の様子

2023年に蒔いた多肉・サボテンの幼苗の様子です。 フライレア・豹の子(Frailea pygmaea)です。 おしくらまんじゅうしております。 1つの鉢に蒔きすぎました。 3年前にも海外輸入物のフライレアの種子を蒔いた事がありまして、その時は1つも発芽しませんで…

ブルゲリの冬季実生

今年も自作の加温式育苗器を引っ張り出して、冬季実生を始めました。 今年は3鉢全部、コノフィツムのブルゲリを蒔きました。 ブルゲリは2年前にも蒔いているのですが、今年の猛暑で盛大に溶かしてしまい、3株しか残りませんでした。 置き場所や水やり等、反…

傾いたルリタテハとラウイの植え替え

またまたルリタテハの話題からです。<5回連続・・・ ベランダで越冬中のルリタテハが、このところ斜めに留まるようになりました。 重力に逆らっているので、結構大変そうです。 不思議に思って調べてみたところ、これがルリタテハの越冬姿勢だそうです。 樹…

アエオニウム・スミシーの植え替え

アエオニウム・スミシーの植え替えをしました。 去年の初春蒔きの実生苗で、2年目の株になります。 植え替え前は、苗のサイズに対して鉢が浅すぎですね・・・。 もっと早くに植え替えてやらなければいけなかったのですが、先送りにしてしまいました。 スミシ…

サボテンの実生が下手

2021年初春蒔きのフライレア・アフィラネンシスです。 伸ばしてしまいました。 頭だけ見るとカッコ良いんですけどね・・・。 2022年春蒔きのエスコバリア・アブディタ。 こちらも伸び伸び。 2021年春蒔きのヒルデウィンテラ・コラデモノニス。 あ、これは伸…

春実生のコノフィツムの植え替え

前回に引き続き、実生苗の植え替えを進めています。 今回はコノフィツム。 ・・・植え替え前の写真を撮り忘れたので、植え替え後の写真です。 鉢はサイズこそ違いますが、全部豆腐の容器です。 実生苗の1回目の植え替えをするのに丁度良い深さなんです。 コ…

春実生のパキポディウムの植え替え

長かった残暑もようやく終わりを迎え、ここ数日で急に冷え込むようになりました。 昨日の夜は特に寒くて薄手の毛布では凌げず、慌てて羽毛布団を引っ張り出しました。 ほんの10日前まで、何も掛けずに寝ていたのですけどね・・・。 今年の秋は多肉にとって快…

亀甲竜の実生⑰:今年は葉の展開が遅い

カッコイイ芋、亀甲竜の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲竜の実生①:種まき・発芽 亀甲竜の実生②:発芽率 亀甲竜の実生③:発芽から2ヶ月 亀甲竜の実生④:発芽から3ヶ月 亀甲竜の実生⑤:1回目の植え替え 亀甲竜の実生⑥:植え替えの効果 亀甲竜の実…

2023年・秋の種蒔き

9月24日に多肉植物の種蒔きをしました。 例年なら秋の実生は9月頭くらいから始めるのですが、今年はいつまでも最高気温30℃を下回らず、3週間ほど後ろにずれ込む事となりました。 早く蒔いた方が秋に成長させる時間が長くなるので、なるべく早く蒔きたいので…

酷暑を乗り切った小さな実生苗

ここしばらく最高気温34℃以上が続いていた関東平野部。 今日は30.4℃と幾分マシでしたが、相変わらずの真夏日。 9月も20日を過ぎたのに、ウロコ雲も見てないし、ヒグラシの声も聞いていません。 明日からは30℃を下回る予報なので、明日から秋と思っていいんで…

フォーカリアの種子を収穫

フォーカリア・怒涛の種子を収穫しました。 花が咲いたのは昨年の11月です。 グロテスクな姿からは想像できない綺麗な花でした。 大きなタンポポのようにも見えます。 自家受粉はしないようなので、開花の重なった2株で相互交配しました。 3月の様子です。 …

多肉を冷蔵ショーケースで夏越しさせるのはどうだろうか

暑い日が続きます。 こう異常な暑さが続くと、多肉はいっそのこと冷蔵庫にでも入れてしまいたいという衝動に駆られます。 冷蔵庫の中は真っ暗なので、現実的ではないので・・・ 冷蔵ショーケースならどうでしょうか。 設定温度範囲が2~12℃となっているので…

多肉植物を実生するのに肥料は必要か

植物を種から育てる事を実生と呼びます。 多肉植物を育てる時には肥料分をあまり必要としない為、実生をする際にも肥料は無くても大丈夫と思われるかもしれません。 多肉植物の実生に、肥料は必要無いのでしょうか。 結論から言ってしまうと、種が発芽するの…

亀甲竜の実生⑯:3.5号鉢に植え替え

カッコイイ芋、亀甲竜の実生の経過です。 ↓以前の記事はこちら 亀甲竜の実生①:種まき・発芽 亀甲竜の実生②:発芽率 亀甲竜の実生③:発芽から2ヶ月 亀甲竜の実生④:発芽から3ヶ月 亀甲竜の実生⑤:1回目の植え替え 亀甲竜の実生⑥:植え替えの効果 亀甲竜の実…

2023年・初夏の開花

アンカンプセロスの桜吹雪の花が咲いていました。 1日花で開花時間も短いので、見られてラッキーでした。 先週採れた種を採り蒔きした鉢の様子です。 たった2日で一斉に発芽しました。 丈夫そうなガッシリした芽です。 勝手に自家受粉して種子を作り、2日で…

勝手に種を作ってくれる多肉植物

多肉植物の中には、手をかけなくても勝手に結実して種を作るものがあります。 そのひとつ、玉ねぎのような球根を作るシゾバシス・イントリカータです。 糸のような葉(茎?)の先にカスミソウのような花を付ける変わった植物です。 ろくに植え替えもせず大渋…

2023年・春実生

今年の春の実生は、新しい種子は仕入れず、自宅で採れた種子を少しばかり蒔いてみました。 私が実生を始めるきっかけとなった植物、パピラケアです。 青い丸に囲まれた場所に2年前(2021年・春)に採れた種子を実験的に蒔いてみました。 結果、発芽率が25%…

セロペギア・シモネアエの受粉の仕組み(推論)

セロペギア・シモネアエ・ノヴァの2輪目の花が咲きました。 何度見てもヘンテコな花ですね。 3輪目もスタンバイ。 開花前は先端のヒモがねじれていてドリルのようになっています。 最初の花が咲いたときに観察・分解して受粉の仕組みを調べてみたのですが、…

この春に色々やってみた試行錯誤の結果

この春に色々と試行錯誤してみた結果のご報告です。 水鉄砲ダニ退治 スプレーだと薬剤が届かないタイプのサボテンにダニが湧いてしまったので、水鉄砲でこそぎ落としてみました。 試行直後にダニは消えたものの、1週間ほど経つとアカダニが1匹、2匹と見つか…

斑入り株を母系にした交配

多肉の斑の大半は、遺伝子による形質遺伝ではなく、葉緑素の異常と言われています。 葉緑素は母系遺伝で引き継がれるので、母親を斑入り株にすると斑入りの子供ができる可能性があるそうです。 そこで、今年は斑入り株を母親にした交配をしてみました。 斑入…

置き場所によるラウイの白さの違い

去年の春に蒔いたラウイを3ヶ月前に鉢上げした時の写真です。 この時は大きさに多少の差はあれ、白さにそれほどの違いはありませんでした。 鉢上げした後、まとめて置く場所がなかったので、あちこちにバラバラに置いておりました。 その結果、置き場所によ…

フィロボルスの種子を収穫

フィロボルス・エーンリエットの種子を収穫しました。 昨年末に開花、1月に結実を確認しましたが、いつまで経っても実が熟さずヤキモキしておりました。 12月に開花。 1月に結実を確認。 5月半ばになってようやく熟しました。 実が出来てから熟すまで4ヶ月以…

アガベ・姫笹の雪:種蒔きから約1年

我が家にある唯一のアガベ、姫笹の雪の実生株です。 種を蒔いてから約1年が経ちました。 結構雑に育てているにしては、順調に育っているかなと思います。 丈夫で助かります。 姫笹の雪といえば、ペンキと呼ばれる白い模様が特徴なのですが、まだその模様は出…