石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

病気・害虫

2023年夏の多肉被害まとめ

今年の夏は異常な暑さで、多肉植物にたくさんの被害を出してしまいました。 我が家は関東平野部にあり、最寄りのアメダスによれば、最高気温は7月26日の39.1℃。 37℃以上を計測した日が14日もありました。 月の約半分が37℃以上とか、どうかしてます。 完全に…

【解決】変な枯れ方をし始めたドーナツ冬の星座

ひと月ほど前に、ハオルチアのドーナツ冬の星座が変な枯れ方をし始めたという記事を書きました。 新しく出た葉が枯れていくという深刻な症状です。 原因はおそらく肥料不足だろうとあたりを付け、施肥をして様子を見ることにしました。 それから40日経った現…

身割れしてしまったコノフィツム

コノフィツムのヒリーです。 昨年の2月にシワシワで投げ売りされていたところをレスキューしてきた株です。 無事に回復してツヤツヤになったと喜んでおりました。 先日、土が乾いたのでチョロっと水やりしたところ・・・ ガーン・・・ザックリ身割れしてしま…

変な枯れ方をし始めたドーナツ冬の星座

ハオルチア・ドーナツ冬の星座が変な枯れ方をし始めました。 成長点付近の葉から枯れが進行しています。 下葉から枯れるのであれば心配ないのですが、この枯れ方はヤバそうです。 おそらく成長点付近が暑さで腐ってしまい、軟腐病を発症しているのではと推測…

鉢植えに白絹病が発生した時の対処方法

ハオルチアに白絹病が発生してしまいました。 過去にも3回発生した事があり、全て完治できているので、対処法についてまとめておこうと思います。 白絹病は土の中に発生する病気で、虫の卵のような粒々がとにかく気持ち悪い病気です。 原因はカビ菌で、菌糸…

この春に色々やってみた試行錯誤の結果

この春に色々と試行錯誤してみた結果のご報告です。 水鉄砲ダニ退治 スプレーだと薬剤が届かないタイプのサボテンにダニが湧いてしまったので、水鉄砲でこそぎ落としてみました。 試行直後にダニは消えたものの、1週間ほど経つとアカダニが1匹、2匹と見つか…

細かいトゲに覆われているサボテンについたダニの退治方法

細かい毛に覆われたふわふわのサボテン、陽炎です。 種から育てた大事なサボテンです。 去年の夏くらいから縮んで脱落してしまう株がポツポツ現れ、原因が分からずに悩んでいました。 春になって株が少し膨らみ、地肌が見えるようになってようやく原因が判明…

5月に大量発生する赤いダニ

4月後半から6月にかけて、赤いダニがたくさん目につくようになります。 多肉植物の周りを動き回っているダニを見つけて、慌てて殺ダニ剤を散布する方も多いのではないでしょうか。 しかし、結論から言うと、このダニは植物には悪さをしないので、放置しても…

寒さで傷んでしまったサボテンの対処方法

2022年の冬に唯一被害を出してしまった植物、サボテンのペルヴィアナスです。 一晩、氷点下に当ててしまい一部が凍ってしまいました。 凍ったところが白っぽくブヨブヨになってしまったので、たぶん手遅れで倒壊してしまうだろうとあきらめていました。 一縷…

全多肉一斉検診

育てている全多肉植物の一斉検診を行いました。 多肉植物は、毎日眺める事で調子の悪い株を早期発見する事ができます。 しかし、小さな変化を見落としてしまったり、目視だけでは発見しにくい異常が出ている事もあります。 そうした異常を見逃さない為に、定…

サボテンを凍らせてしまった

私の住む関東地方は、冬は多肉植物を育てやすいです。 日照時間が長く、氷点下になる日も少ないからです。 今週の週間予報では、最低気温は0℃で十分多肉の耐えられる気温だったので、ほとんどの多肉をベランダに出しっぱなしにしていました。 しかし、今朝ベ…

リミフォリアの葉がなんか変

今日の関東は久しぶりの雨でした。 朝方、寒々としたベランダに出て多肉を眺めていた時、ちょっと違和感を感じました。 これです。 リミフォリア・アルカナ。 なんか形が変わっているような・・・。 螺旋状の葉が乱れてませんかね。 右側の葉が変形している…

白絹病が発生

今年の2月に見切り品のコノフィツムを連れ帰ってきました。 初のコノフィツムで勝手が分からず苦戦したものの、春に脱皮してツヤツヤになりました。 頭数は減ってしまいましたが、無事レスキューできたと安心しておりました。 ところが先日、なんとなく土の…

エケベリアを切らずに回復を試みた結果

こちらは夏にダメージを受けてしまったエケベリアのデレッセーナです。 茎に大きな傷があり、黒くなり始めていました。 こういう場合は、黒い部分が無くなる所まで茎をカットし、挿し直すのが定石です。 しかし、茎が短く、切ると全部バラバラになりそうだっ…

だから10月の日差しはヤバいんだって

葉焼けをさせてしまいました。 去年もこんな記事を上げていました。 失敗するのは仕方ないにしても、失敗を繰り返すのはバカのやる事です。 猛省です。 一番ひどい葉焼けをさせてしまったのは、エケベリアのアンギキュラータです。 見るも無残です。 成長点…

エケベリアを切らずに回復を試みる

こちら、エケベリアのデレッセーナです。 左側の下葉が嫌な色になっております。 下葉が萎れるのは特に問題無いのですが、この変色の仕方はヤバいヤツです。 7月に100円ショップで買った株で、買った時から状態は良く無かったのですが・・・。 7月に状態の悪…

実生の天敵・コバエの特徴と対策

サボテンや多肉植物を種から育てていると、発芽したばかりの小さな苗が枯れてしまう事があります。 原因の1つがコバエの幼虫による食害です。 我が家では、今まで実生苗が枯れてしまった原因の実に7割がキノコバエというコバエによるものでした。 原因が判明…

巧妙に隠れるガガンボ

こちらは我が家のベランダ多肉棚最上段の様子です。 花芽を伸ばしているのは、ブルビネ・メセンブリアントイデス。 残念ながら、今日は花が咲いていませんでした。 メセンブリアントイデスは1日花で、たくさん蕾を付けて次々と花を咲かせていきます。 不思議…

ダドレアのうどん粉病

ダドレアがピンチです。 こちら、ダドレア属のヴィレンスです。 昨年、小さな苗を入手し、この冬、順調に大きくなっていました。 一見すると特に問題は無さそうですが、よく観察してみると大問題が発生していました。 薄っすらと白い粉を纏っているので気付…

キノコバエ被害再び

先日、春に蒔いたブラボアナス(サボテン)の幼苗が、1つ萎れているのを見つけてしまいました。 (写真を撮っている余裕がなかったので、画像はありません) 夏以降、何の問題も起きずに順調にきていた春実生組だったので、ショックでした。 萎れた株を詳し…

白絹病のようなものが発生

夏に徒長させてしまった硬葉系ハオルチアのハイデルベルゲンシス。 伸びてはいるものの、色つやは良く、特に問題は無さそうです。 ところが、水やりをした後、水量確認のため土の中を確認してみると、何やらカビのようなものが生えているのを発見してしまい…

10月に葉焼けさせてしまった多肉植物

今年は残暑が厳しく、夏越しが終わったと油断したところに強烈な日差しが襲い、葉焼けの被害を続出させてしまいました。 被害は9月20日以降に発生し、10月上旬が一番酷かったです。 多肉歴は3年程度ですが、秋にこれほどの葉焼け被害を出してしまったのは始…

銀月がカビてしまった時の対処

無傷で夏越しさせる事ができた大切に育てている銀月。 銀月の一番の魅力はその白さですから、できる限り汚したくありません。 我が家のベランダは屋根があるものの、強い風が吹くと吹き込みで植物が濡れてしまいます。 銀月に限っては、風が強い日は室内に取…

実生のコバエ(キノコバエ)対策

以前、実生した幼苗がキノコバエの幼虫に喰われて困っているという話をしました。 キノコバエの幼虫は小さい上に土に潜っているので、発見が難しいです。 幼虫は幼苗の根をかじります。 同じ鉢に繰り返し卵を産むので幼虫がどんどん増えてしまい、発見が遅れ…

幼苗が溶ける原因と対処

今年はたくさん多肉植物とサボテンの種を蒔きました。 全体的に発芽率も良く、順調な成長を見せてくれています。 しかし、いくつかの幼苗は溶けてしまいました。 直射日光を避け、水切れに注意し、コケや藻の繁殖を抑えても溶けてしまうのです。 幼苗は全部…

実生エケベリアの病変・その後

うどんこ病と思われるカビに侵食されてしまった実生エケベリアのその後の様子です。 カビに侵されていた箇所は、茶色いカサブタのようになってしまいました。 ふわっとした菌に覆われた時点で、既に細胞は死んでしまっているようです。 傷は残ってしまいまし…

実生エケベリアの幼苗に病変

5月に種を蒔いて、順調に育っていたブラックエボニーの幼苗に異変が生じてしまいました。 異変を発見したのは、ルーペを使って健康診断をしていた時です。 10倍程度のルーペは、ダニの発見や病気の診断、発芽のチェックと、多肉植物を育てる上でとても役に立…

今年もアザミウマ被害

昨秋から調子良く伸びてくれていた斑入りグリーンネックレス。 最近、少し伸びが悪いかなと思って細密点検をしてみたら・・・ あー・・・新芽が枯れてる・・・ グリーンネックレスの新芽が、成長期にこんな感じに枯れていたら要注意です。 枯れた新芽付近が…

ピレアグロボーサを食っているのは誰だ

夏にダメージを受けてしまい、しなしなになってしまったピレアグロボーサ。 手厚い看護の甲斐あって、だいぶ回復してきました。 しかし、しなしなと垂れ下がった状態から復活したので、鉢から溢れて大暴れです。 葉の数も少し寂しいですが、これから増えてく…

夏に銀月の葉が萎れる原因

長かった梅雨がようやく明けたと思ったら、今度は連日の猛暑が襲います。 毎年の事ながら、多肉植物には厳しい季節です。 脱落者が出ないかと、ビクビクしながら観察を続けていましたが、先日ついに不調をきたす者が現れました。 暑さのピークを迎えた8月17…