石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

実生エケベリアの病変・その後

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うどんこ病と思われるカビに侵食されてしまった実生エケベリアのその後の様子です。

 

カビに侵されていた箇所は、茶色いカサブタのようになってしまいました。

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ふわっとした菌に覆われた時点で、既に細胞は死んでしまっているようです。

傷は残ってしまいましたが、2日経っても広がる様子は無く、新たな発病も見られないので、うどんこ菌は殲滅できたのだと思います。

頼れる殺菌剤パンチョのおかげで被害は局所的で済みました。

 

他に被害が出た株も、カビが生えていた場所は茶色く変色してしまいました。

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うどんこ病は広がるスピードが速いので、気付くのが遅れるとあっという間に全滅しかねません。

とにかく早期発見、早期治療が重要です。

 

一番大きな被害を受けたのは小さな本葉が出たばかりの株で、3つ程出ていた本葉が全て萎れてしまいました。

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萎れた葉は、菌が残っているかもしれないので、早々に取り除きました。

完全にダメになった株はこの1株だけでした。

 

しかし、この株もマクロ撮影でよく見てみると・・・

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極小の葉が顔を出していますね。

もしかすると、復活してくれるかもしれません。

 

実生エケベリアの幼苗に病変

5月に種を蒔いて、順調に育っていたブラックエボニーの幼苗に異変が生じてしまいました。

 

異変を発見したのは、ルーペを使って健康診断をしていた時です。

10倍程度のルーペは、ダニの発見や病気の診断、発芽のチェックと、多肉植物を育てる上でとても役に立つので、1つ持っておくと便利です。 

 

異変があったのはこの株です。

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本葉も増えてきて、だいぶ大きくなってきました。

一見、健康そうに見えるのですが・・・

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よく見ると、葉の裏に毛のようなものが生えています。

ただの産毛にも見えますが、ブラックエボニーにこんな産毛は生えていません。

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カビに侵食されていますね、コレ・・・。

たぶん、うどんこ病の初期症状かと思われます。

 

他の苗も丹念に調べてみると・・・

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あー・・・これもやられてますね。

同じ鉢に植えてある幼苗が5つ程やられておりました。

 

まだ初期の症状なので、助けられるかもしれません。

うどんこ病に代表されるカビが原因の病気は、薬剤が効きにくいのが厄介です。

しかし、オススメの殺菌剤があります。

パンチョです。

名前は可愛いですが、頼れる奴です。

園芸用の薬剤は適用病害がズラッと並んでいるものが多いですが、パンチョはうどんこ病専用薬です。

適用範囲が狭い代わりに、効果は抜群です。

 

まだ小さな幼苗なので薬害が怖いのと、症状が出ている範囲が狭い事から、散布では無く、直接筆で患部に塗りつけました。

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カビ菌が綺麗に無くなりました。

カビはしつこいのでまだ安心はできませんが、なんとか救えそうです。

経過は追って記事にいたします。

 

ちなみに、根っこにも似たような産毛が生えていることがありますが、あちらは根毛といって大切な器官ですので、いじってはいけません。

 

 ↓その後の様子