
コノフィツムのデビウムです。
白と桜色の可愛らしい花を咲かせております。
前々回、受粉させたいけどメシベが見当たらなくて困っているという話をしました。

花粉をタップリ抱えたオシベはあるのですが、メシベが無いのです。
後日、もう一度観察してみたところ、今度はメシベを見つける事ができました。

何度かコショコショしてしまったので乱れていて見にくいですが、矢印で示したものがメシベです。
先端に葯(花粉の入ったカプセル)が無く、軸に黄色味があるのが特徴ですね。
こんなものは数日前にじっくり観察したときには見当たりませんでした。
メシベは、開花したばかりの頃は奥に隠れていて、数日経ってから伸びてくるようです。
コノフィツムの受粉は、時期をずらして複数回花粉を付けると上手くいくそうですが、これはメシベの伸びる時期にズレがあるからではないでしょうか。
そういえば、メシベが後から伸びてくる花が他にありました。

グリーンネックレスの花です。
開花した時には黄色い花粉を付けたオシベしかありません。
これがしばらくすると・・・

先端がカールしたメシベが伸びてきます。
グリーンネックレスはメシベが特徴的なので、非常に分かりやすいです。
自家受粉を避ける為にメシベが後から伸びてくるという仕組みは、植物界では普遍的なものなのかもしれません。
デビウムの最初に咲いた花は、ひと月ほどで萎んでしまいました。

本日、その花殻の付け根が少し膨らんでいるのを確認しました。
うまく受粉できたか不安でしたが、これは期待できそうです。
・・・
唐突に多肉と全然関係のない話で恐縮なのですが・・・

デビウムを植えているプリンカップ。
底上げしすぎ!
ステルス値上げもいい加減にしてください。