石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

サボテンのカキコの発根

9月の終わりに、不慮の事故でマミラリア属白菱のカキコが外れてしまいました。

サボテンのカキコの発根について調べてみると、よく乾かした後、発根を待たずに植え付けるのが一般的なようです。

切り口を見ると綺麗にポロっと取れており、乾燥させる必要は無さそうだったので、とりあえず親株の周りに立たせておきました。

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2週間ほど経ったある日、立たせておいた子株が少し浮いている事に気付きました。

子株を持ち上げてみると、可愛らしいピンク色の根が伸びていました。

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カキコが外れたのが9月29日、発根を確認したのが10月13日です。

発根まで2週間というのは、予想外の早さでした。

サボテンは成長が遅いので、発根も最低でも1ヶ月くらいかかるものだと思っていました。

 

発根といえば、ハオルチアのルテオローザの子株も根の無い状態で植えていました。

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強引に子株を外してしまったので、発根してくれるか心配でしたが・・・

案の定、発根せずにカラカラになってしまいました。

このままでは朽ちるのは時間の問題と思われたので、一旦抜いて、ポリエステル綿避難所に入所させました。

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ポリエステル綿避難所というのは、無菌状態で高湿度を保ちながら発根を待つ療養スペースです。

先日、様子を見ると、無事に発根している事が確認できました。

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ハオルチアは丈夫なので、根さえ出てくれればもう心配ないと思います。

こちらは発根するまで2ヶ月かかりました。

子株をスムーズに発根させるには、親株から丁寧に外す事が最重要だと実感した次第です。