白蛇のような姿をしたアボニア属のパピラケアと、純白の大理石の組み合わせです。
パピラケアは成長すると這うように伸びるようなので、斜面を這わせたら面白そうだと思い、斜面鉢を作ってみました。
どの方向に伸びるかはパピラケア次第ですが、この鉢なら登っても下っても面白い鉢になりそうです。
始めは白いパピラケアを目立たせる為に、黒い黒曜石を積んでみました。
しかし、黒い斜面だと夏に過熱してダメになると判断し、白い大理石に切り替えました。
パピラケアは白い石英の転がる斜面に自生しているらしいので、図らずも自生状態に近い鉢植えになったかもしれません。
パピラケアは白いウロコの生えた奇妙な植物です。
ネットで初めて見た時から、ずっと気になっていました。
縁があればいつか出会えるだろうと気長に構えていましたが、この春、ようやく園芸店で出会う事ができました。
実際に見たパピラケアは、想像以上に爬虫類っぽく、一目で気に入ってしまいました。
奥秩父の河原にたくさん落ちていて、ハンマーで簡単に砕けるので、白い石を使いたい時には重宝します。
さりげなく水晶も仕込んでみました。
この水晶は栃木産です。
鉢は、自作です。世界中探しても、こんな鉢はたぶん売ってない・・・
普段は100円ショップやホームセンターで、使えそうな容器を物色するのですが、さすがに今回は始めから自作する事に決めました。
作成にかかったお値段はというと・・・
100円。安いネ。
大きな石はプラスチック用ボンドで接着しています。
崩れてパピラケアを直撃したら大変ですから。
重そうに見えますが、石以外の材質が軽いので、全重量1.7kgと見た目より軽いです。
小さくて白いパピラケアが目立たず、遠目には地味で飾り気のない鉢なので、パピラケアが大きくなるまでは、小布施サービスエリアで買ったマロン姫に鎮座してもらう事にしました。