鮮やかな青い鉱石・デュモルチェ石と、セネシオ属のグリーンネックレスの組み合わせです。
増えてしまったグリーンネックレスを、吊り下げる鉢に植えたいと常々思っていたのですが、大きな問題に悩んでいました。
鉢の上に石を置いても、吊り下げると下から見えないのです・・・。
天然石とのアレンジにこだわっているので、これは致命的な問題でした。
そこで、石を鉢の側面に配置し、石垣のようにすることで、吊り下げる鉢でも天然石アレンジが楽しめるようにしてみました。
グリーンネックレスは、栽培している斑入りグリーンネックレスから、先祖返りした部分を摘み取って挿し穂にしました。
挿し穂は、ポリエステル綿発根法で根を出してから植え付けました。
熱湯滅菌したポリエステル綿を水に湿らせ、気根の部分が濡れるようにして置いておきます。
うーん・・・、少し摘み過ぎたかも。
湿った状態を維持したい時は、園芸界では水苔を使うのが一般的です。
ポリエステル綿は、永続的な栽培には向いていませんが、発根や発芽などの一時的な使用には便利だと思います。
熱湯で簡単に殺菌できますし、腐らず、繰り返し使えます。
そしてお値段がリーズナブルです。
欠点は、根が綿に入り込むと取れなくなる事です。
24時間後に確認したら、ばっちり発根していました。
いやいや、たったの1日で伸びすぎでしょ。
優秀な株で助かります。
ポリエステル綿に根が入り込む前に、土に植えます。
そして、窓際に吊り下げれば完成です。
あとはグリーンネックレスが伸びてくれるのを待つばかり。
グリーンネックレスは、やはり摘み過ぎだったようで、こんなに余ってしまいました・・・。
とりあえず、ゼリーの容器に仮植えしておきました。
石は栃木県の那須産のデュモルチェ石です。
ここで採れるデュモルチェ石は、蝋石という石の中に青く結晶化しています。
放射状に結晶化するので、拡大して見るとアジサイのような模様が見られる物もあります。
綺麗な石なので取りつくされてしまい、今では拾うのは難しくなってしまったようです。
ペットボトルを切って入れ、隙間に石を詰めました。
石は落下防止のため、プラスチック用ボンドで全て接着しています。