奇妙な造形をしたものが多い多肉植物の中でも、とりわけ奇妙な姿のパピラケア。
花が咲くときは、頭が割れて1輪の花が咲くそうです。
花を咲かせるハードルに加えて、開花時間がとても短いようで(1時間程度?)、実際に目にするのは難しいようです。
ぜひ1度見てみたいものです。
そんなパピラケアですが、育て方が良くわかりません。
育て方を載せてくれているサイトはいくつかあるのですが、何を信じていいのかが分からないのです。
信頼できるサイトは、管理者様自身が育てられた植物の写真が掲載されています。
特に、育てている経過を載せてくれているサイトはとても参考になります。
健康に育っている写真を見れば、その育て方で間違いないのは一目瞭然です。
信用できないのは、借り物のインスタ写真やフリー素材だけを載せているサイトです。
この手のサイトは、育てたことも無いアルバイトライターがネットの情報を集めて書いているだけです。そういうバイトがあるのです・・・
話が逸れてしまいましたが、パピラケアは写真を見ても上手く育っているのか判断が難しいです。
その理由はパピラケアの奇妙な姿にあります。
葉が無いので、新葉の出方で健康状態を把握する事ができません。
白いウロコに覆われているので茎の状態もわかりません。
成長が遅いので活動期の判断すら難しいです。
その上、基本的に丈夫なので、間違った育て方をしても簡単には枯れず、間違いに気付けない可能性もありそうです。
判断材料は、数ヶ月単位での成長と、開花の有無くらいでしょうか。
海外サイトも参考にしてみました。
しかし、海外サイトでも情報量が少なく、確かな情報が得られませんでした。
海外サイトを回って得た信頼性の高そうな情報は次の通りです。
・北米、西欧では夏型
・水はけの良い土を使う
・花を咲かせたいなら日光によく当てる
・冬は断水ぎみに育てる
信頼性は今一つですが、下記のような記載をしているサイトもありました。
・夏の水やりは週に2回、少量の水を与える
・カリウム多めの肥料を与える
日本では冬型とされる事が多いようですが、海外サイトでは夏型で統一されていました。
日本で花を咲かせている方のブログなどを見ると、開花時期は6月~10月のようですから、冬型という事は無いと思います。
白くて、小さいうちはメセンっぽいから冬型にされているだけと推測
かき集めた情報と、植え替えの時に見た根の形状を考慮し、以下のような育成方針に決めました。
・夏型寄りの春秋型として扱う
・水やりは、春秋は多め、夏は少なめ、冬は断水気味
・1回の水やりは少量とし、回数を多めにする。(多肉育成セオリーに反しますが、海外情報と根の形状を考慮)
・白いウロコで自ら遮光しているので、夏以外は直射日光にあてる
・夏は軽めの遮光をする
とりあえずはこの育て方で、試行錯誤しながら、最適な育成方法を確立できればと思います。
2月末に植え替えてから、3月末現在までは、直射日光に当て、少量の水を回数多めで与えています。
暖かかったこともあり、成長期として扱いました。
植え替え直後の写真と比べると・・・
1ヶ月で、そこそこ成長しているようです。
脇芽の成長が顕著ですね。
角度が違うのでわかりにくいですが、こちらも結構伸びています。
矢印の部分に、植え替え時には無かった脇芽が2つ出てきました。
今のところは順調に育っているようです。