石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

初めての実生⑧:肥料分のリスクと効果

去年の6月に蒔いたパピラケアの実生の記録です。

 

 ↓以前の記事はこちら

初めての実生①:種まき・発芽

初めての実生②:種まきから1ヶ月

初めての実生③:種まきから2ヶ月

初めての実生④:種まきから3ヶ月

初めての実生⑤:秋撒きの開始と日当たりについての考察

初めての実生⑥:光の強さによる成長の違いを検証 

初めての実生⑦:種まきから6ヶ月

初めての実生⑧:肥料分のリスクと効果 ←ココ

初めての実生⑨(終):実生成功

パピラケアの実生の仕方:まとめ 

 

種まきから:257日目(2月18日)

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冬は成長が鈍るようで、ほとんど動きがありません。

 

下段の一番大きな鉢から2つ脱落が出てしまいました。

発芽率・生存率ともに100%を維持していただけに、残念です。

緩効性肥料(マグァンプ)を追肥で与えてしまったのがダメだったのかもしれません。

成長が止まる時期の追肥はリスクでしかありません。

 

種まきから:326日目(4月28日)

春になると苗が動き出し、少し大きくなりました。

前項で書いた通り、マグァンプを施肥したのですが、マグァンプを置いた場所だけ藻が生えています。

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肥料をどこに置いたか一目瞭然です。

肥料分と藻の繁殖が密接に関係しているのがよく分かります。

 

藻の分布を見ると、肥料の効いていない場所もわかります。

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青く着色したラインは肥料が効いていない場所です。

横から見ると、このラインに生えているパピラケアは、成長していないことが分かります。

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成長期には、肥料分が必須という事です。

実生苗の成長が極端に遅い場合は、肥料不足である可能性が考えられます。

 

成長を促すべく、底に肥料分のある土を敷いた鉢に植え替えました。

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植え替え時に、根を確認すると、頼りない根がチョロっと生えているだけでした。

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これは育成不良というわけではなく、正常な状態だと思っています。

海外のサイトを調べても、「パピラケアは根が貧弱」という記載が見られます。

 

番外編

前回ご報告した斑入りパピラケアは、斑が消えて普通のパピラケアになってしまいました。

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新芽の時だけ白くなる曙斑というやつでした。

 

↓続き

初めての実生⑨(終):実生成功