ハオルチアの中に、草系と呼ばれる不憫なハオルチアがいます。
主に細長い葉の雑草っぽいハオルチアを指します。
草系の中には透明度が高かったり、鋸歯がレースのように見える美しい種も多いのですが、本当に地味で草っぽいのもいます。
ハイデルベルゲンシス
仰々しい名前のハオルチア、ハイデルベルゲンシスです。
ドイツっぽい名前ですが、南アフリカ出身です。
とても雑草っぽいハオルチアで、道端に生えていても違和感ないと思います。
葉先に小さな三角窓があります。
しかし葉裏に窓がないので、目立たないのが悲しいところです。
水をタップリやると窓が膨らんで目立つようになります。
ただ、徒長しやすいので水を増やすと伸びてしまいます。
なかなかままならないハオルチアです。
パークシアナ
ザラザラした肌を持つ小型の硬葉系ハオルチアです。
日に当てると黒くなってカッコイイのですが、甘やかすとご覧の通りの緑色で雑草にしか見えません。
家人に内緒で庭に植えたら、雑草として引き抜かれる未来しか見えません。
でも黒くするとカッコイイんですよ? ←念押し
ザントネリアナ
細長い葉に不規則な白い模様が入るハオルチアです。
刺も窓もない、実にシンプルな葉っぱをしております。
葉が白く縁取られていたりして、お洒落な一面もあります。
この葉縁の白が良いんですよ~。
ちょっと斑入りっぽくも見えます。
ドルディ(doldii IB08547 Kwa sandile.SW of TL)
細長い葉の小型のハオルチアです。
鋸歯が長めですが、レース系と呼ぶには物足りなく、窓はあっても小さく目立たず、色々と惜しい感じです。
日に当てるとレイトニー並みに赤くなって美しいです。
現在、室内で甘やかしているので緑々しております。
そのうち赤くしてあげようと思います。
窓は小さいですが、サイドにスリット状の窓があり、角度によっては目立って見えます。
私、このスリット窓好きなんですよね。
グラシリデリアーナ
検索してもほとんど情報が無い謎ハオです。
ドルディに似ていますが、ドルディより小型で鋸歯が短いです。
窓も申し訳程度しかありません。
赤くもなりません。
色々残念なハオです・・・。
スリット状の窓があるので、逆光で横からみると綺麗に見えます。
スリット窓といえばソデアータですが、ソデアータより刺が小さく、スリット窓も小さいように思います。
色々残念で需要が無いから情報も無いのかもしれません。
でも小さくて可愛いヤツなんですよ?