夏に徒長させてしまった硬葉系ハオルチアのハイデルベルゲンシス。
伸びてはいるものの、色つやは良く、特に問題は無さそうです。
ところが、水やりをした後、水量確認のため土の中を確認してみると、何やらカビのようなものが生えているのを発見してしまいました。
透明な容器+鉢カバーで育てると、土の中を見る事ができるので、こういう時に便利です。
カビのようなものは、よくみると虫の卵のような粒々が集まっていて、大変気持ち悪いです。
調べてみると、白絹病というカビが原因の病気である可能性が高いとわかりました。
この気持ち悪いカビですが、土の中に発生するので、普通の鉢に植えていると初期段階での発見が困難です。
ただ、このカビはエノキのような強いにおいがします。
土のにおいを嗅げば、発病しているかどうかはすぐにわかります。
念のため、全ての鉢をクンクンしてみたところ、感染していたのはハイデルベルゲンシスだけでした。
まずは一安心です。
休日に鉢をクンクンしている怪しいオッサンを見かけても放っておいてください。
白絹病というのは、野菜等に壊滅的な被害を与えるやっかいな病気のようです。
虫の卵のような菌核を作るのが特徴で、今回見つけたものとよく似ています。
しかし、今回の菌は土壌に巣くっているようで、根には感染していないように見えます。
白絹病の被害画像を見ると、植物にまとわりつくように発生しているので、今回の菌は白絹病菌では無いのかもしれません。
とはいえ、今後悪さをする可能性もありますし、見た目がとにかく気持ち悪いので放置する選択肢はありません。
まずは株を抜いて、土を全部捨てました。
白い粒(菌核)は根にはついていませんでしたので、やはり、植物に感染はしていないようでした。
胞子が付着している可能性があるので、根を流水で良く洗いました。
殺菌の為、根を30倍希釈キッチンハイターに5秒ほどくぐらせます。
キッチンハイターは強力な殺菌作用があるものの、生体へのダメージも心配されるので、殺菌後に水でよく洗い流しました。
風通しの良い場所で半日乾かします。
新しい土に植え替えました。
これで安心だと思います。