前々回、ルリタテハが我が家のベランダを寝床にしているという話を書きました。
このルリタテハ、1日中ベランダに居座るようになりました。
どうやら、ここで越冬する気みたいです。
ルリタテハは成虫で越冬するんですね。
なんでも、越冬中のルリタテハは蝶マニアでも見つけるのが難しいとか。
ウチノ ベランダニ イマスヨ。
2023年、埼玉県南部でこのルリタテハが越冬を始めたのは11月5日の15時02分です。
多肉に水やりをしていたときに帰ってきて、それ以降ずっと動かないので確かな記録です。
野生のチョウの越冬開始時期の明確な記録というのも珍しいと思うので、記載しておきます。
ルリタテハが留まっているトレイには多肉植物が入っておりまして、毎朝状態を確認する為に真横まで寄る事になります。
始めは近寄ると羽をパタパタさせて警戒していましたが、最近では全く動じなくなりました。
完全に慣れたみたいです。
そんなわけで接写し放題なので、今日は複眼を撮ってみました。
なんとチェック柄です。
小さな目にすら迷彩を施すとは芸が細かいです。
これで終わると蝶ブログになってしまうので、石の話題も。
こちらは黒曜石です。
流紋岩の一種で、溶岩が急冷されてできると言われています。
日本で拾える石の中ではトップクラスの美しさを誇ると思います。
この石は砕いて高温で焼くと、発砲していわゆるパーライトになります。
園芸用土でお馴染みの、あのパーライトです。
実は園芸とも深い関わりのある石なんですね。
この石の魅力の一つに、磨きやすいという点があります。
モース硬度が5しかないので、石英(硬度7)なんかに比べると格段に磨きやすいんです。
しかもこの石、ガラス質というかほぼガラスなので、ピッカピカに輝きます。
全面磨いてしまうとただのシーグラスっぽくなってしまうので、原石とのギャップが楽しめる一面磨きがお勧めです。
濡らしてもいませんし、ニスなんかも塗っていません。
ただ磨いただけです。
磨くのが最も楽しい石と言っても過言ではありません。