最近、夕方になると我が家の狭いベランダに変な物がぶら下がるようになりました。
物干し竿の上に乗せている多肉トレイの下です。
錆びてボロボロになった金属片のように見えます。
正体はルリタテハという蝶でした。
この錆びたような色は樹皮に擬態しているんですね。
名前に瑠璃とあるように、葉の内側には青い帯状の模様がある美しい蝶です。
市街地でも見られる青い蝶は、これとアオスジアゲハくらいですね。
羽広げてくれないかと粘っていたら、広げてくれました。
トレイの裏で暗かったので、色が綺麗に出ませんでした。
光が当たると、ラインが青く輝くんですよ。
このルリタテハ、どうやら我が家のベランダを寝床と決めているようです。
昼間はいないので、その辺を飛び回っているのだと思いますが、夕方になるときちんと帰ってきます。
どうやってベランダの位置を記憶しているのでしょうね、不思議です。
翌朝もまだぶら下がっていたので、寝ぼけているうちに接写させてもらいました。
ルリタテハは逃げ足が速くて、普段はあまり寄らせてもらえないんですよね。
羽にシワが寄っているように見えますが、これ、ただの模様です。
陰影を模したトリックアートになってるんですね。
黒いヤニの跡も絶妙です。
もはや芸術の域ですね。
内側の青いラインもチラッと見せてくれました。
これで終わると蝶ブログになってしまうので、多肉の話題も。
フィロボルス・エーンリエットが開花しました。
昨年より少し早めの開花です。
秋が来るのが遅かったので、開花は昨年より遅れるかと思っていたので意外でした。
種を採りたいので、一番花が閉じる前に他の株が開花してくれるといいのですが・・・
コレなんかはもうすぐ咲いてくれそうです。
蕾はウサギの顔っぽくて可愛いです。
よく見ると耳が白い粒々(ブラッダー細胞)に覆われていてキモチワルんですけどね。