10日ほど前に、クラッスラ・ウンベラ(通称ワインカップ)を自家受粉させてできた種子を蒔いてみたという話をしました。
その途中経過です。
種子は加温式育苗器(20~28℃)と室内置き(8~20℃)の2ヵ所に分けて蒔き、発芽率の違いを検証してみました。
スペースに余裕があったので、ワインカップの他にコノフィツム・ブルゲリも一緒に蒔いてみました。
ワインカップをそれぞれ20粒ずつ、ブルゲリを50粒ずつ蒔きました。
14日目までの発芽数です。
7日目 | 14日目 | |||
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8~20℃ | 20~28℃ | 8~20℃ | 20~28℃ | |
ワインカップ | 0/20 | 1/20 | 0/20 | 1/20 |
ブルゲリ | 8/50 | 25/50 | 35/50 | 48/50 |
ワインカップは加温した方の1つだけが発芽しました。
発芽したのは蒔いてから7日目です。
小さすぎてどこに芽が出ているのかサッパリですね・・・
赤い矢印の所です。
すぐに溶けてしまいそうな感じでしたが、14日目の現在も生き残っております。
ちなみに、青い矢印の所にあるのが種子です。
発芽したのが1つだけなので、加温による効果なのかは分かりません。
たまたま活きが良い種子が1つあっただけのように思います。
ワインカップは全体的に発芽せず、暗雲立ち込めていますが、もう少し様子を見てみます。
ブルゲリは順調に発芽しています。
発芽した日は、加温式が4日目、室内が6日目でした。
その後も加温式の方が発芽する数が圧倒的に多く、発芽後の生育も良いです。
それぞれ7日目に撮った鉢の様子です。
ブルゲリに関しては、発芽率を上げるには適当な温度を保つというのは重要なようです。
春に蒔くなら、最低気温が15℃を上回るくらいになってからが良さそうです。
真冬の室温で管理している方も、ポツポツと発芽は続いており、発芽していない種子がカビるような事も無いので、真冬に蒔くのが絶対にNGという事もなさそうです。