木のような石である珪化木と、マミラリア属の仏頭姫春星の組み合わせです。
砂漠をイメージした鉢なので、砂漠に合いそうな植物を園芸店で探し回った結果、無難にサボテンに落ち着きました。
砂漠といえば、やっぱりサボテンです。
ユーフォルビア属のミルクトロンにも惹かれたのですが、こちらは上に伸びる植物ということで、すぐに鉢のバランスが崩れそうなので断念しました。
仏頭姫春星は、花のような白い棘が魅力的で、一目で惚れ込みました。
珪化木との相性も良く、荒廃した土地でも生きていけるサボテンの力強さが引き立ちます。
白い棘は柔らかく、触っても全然痛くありません。
防御ではなく、遮光に利用しているようです。
一見丸いサボテンに見えますが、近づいてみると、たくさんの突起が伸びており、その先端に放射状に棘が生えている事がわかります。
白い星の周りが深い谷になっているので、離れて見ると深い緑色に見えるわけです。
強光を防ぎつつ、効率よく光合成できる仕組みです。
機能性と美しさを兼ね備えた素晴らしい造形だと思います。
サボテンの育成は初めてなので、成長速度やどんな形に成長するのか予測がつきません。
成長しそうな方向に大きくスペースを空けて配置してみました。
この鉢の中で、どう成長していくのか楽しみです。