石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

オブツーサ・トゥルンカータの株分けと葉挿し

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ドーム状に群生してしまった軟葉系ハオルチアのオブツーサ・トゥルンカータです。

このまま育つだけ育ててみるのもアリかと思っていたのですが、見た目が可愛くないので株分けする事にしました。

 

オブツーサ・トゥルンカータの株分け

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鉢から抜いてみると、根の量は思ったほど多くありませんでした。

黒ずんだ根がほとんど無く、健康な白い根が適度に伸びているようなので、状態は悪くないと思います。

 

成長点を見極めながら、手で割って株分けしていきます。

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6株+失敗してバラバラの破片に分かれました。

それぞれ、植え付けていきます。

 

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一番大きな親株です。

形がいびつだったので、いくつかの葉を取り除いてから植え付けました。

それでも綺麗な円形にはならず、これからの成長に期待です。

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好みはあると思いますが、やはり群生していない方が可愛いですね。

取り除いた葉は捨てずに、葉挿しに挑戦してみます。

葉挿しの様子は後述します。

 

残りの株はまとめて1鉢に植えて様子見です。

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オブツーサ・トゥルンカータの葉挿し

株分け時に外した葉で、葉挿しに挑戦してみます。

葉挿しの方法は、乾燥した土の上に転がしておくのが一般的なようです。

上の写真の葉は、定石どおり、もいだものをそのまま転がしておきました。

 

残りの葉は、濡れたポリエステル綿の上にしばらく放置し、吸水させてから乾燥させてみます。

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水分を多く含んでいる方が、発芽しやすいのではと考えたからです。

 

さて、三日後の様子ですが・・・

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上段の葉が吸水させたもの、下段の葉がそのまま放置したものです。

吸水させたものは、ツヤがありぷっくりしています。

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横から見ると、葉の厚みが全然違います。

吸水させた方が、断然状態が良く見えます。

ただし、これが葉挿しに有利に働くかは別問題で、状態が良すぎる故に発根・発芽が遅れる可能性もあります。

 

湿らせた状態を続けてみるのも面白いと思い、いくつかのパターンに分けて様子を見る事にしました。

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吸水後、乾燥した場所に放置

吸水後、湿った場所に放置

乾燥した場所に放置

一週間乾燥させた後、湿った場所に放置

 

サンプル数が少ないので、信頼性の高い実験ではありませんが、発芽率に明確な違いが出れば面白いなと思っています。

全部発芽しないという悲しい結果もあり得ますが・・・たとえ失敗しても追って報告いたします。

葉挿し記事ってその後に触れないブログも結構多いんですよねー・・・