軟葉系ハオルチアの葉挿しの結果です。
経過の記事はこちら
葉挿しは4つのパターンに分けて、様子を見守りました。
①吸水後、乾燥した場所に放置
②吸水後、湿った場所に放置
③乾燥した場所に放置
④一週間乾燥させた後、湿った場所に放置
葉挿しの成功率を見る上で、明らかにもぐのを失敗した葉と、小さすぎる葉は除外しました。
株分け時に余った葉を使っての検証なので、サンプル数が少ないのはご容赦ください。
最終的な葉挿し成功率は、以下の結果となりました。
①2/2 100%
②2/3 66%
③3/3 100%
④2/2 100%
全体:9/10 90%
唯一失敗した②の葉は、黒カビが発生してしまい、途中離脱となりました。
結果を見ると、どの方法でも葉挿しは成功するようです。
芽の出た順番には、明らかな違いが見られました。
発芽した順番と日付は次の通りです。
葉挿し開始:3月6日
③4月8日
③4月10日
③4月20日
①4月21日
②4月21日
①4月22日
④5月4日
④5月10日
②5月11日
ただ転がしておいた③の葉の成績が良く、湿らせた②④は明らかに芽が出るのが遅いです。
乾燥が進んで危機感を感じないと、芽を出してくれないようです。
湿らせると、葉の良好な状態は長く保てますが、発根発芽の促進にはならないようです。
また、カビの発生の危険が常にありますので、管理にも気を遣います。
結論としては、ハオルチアの葉挿しをするなら、定石通り、乾燥させて転がしておくのが一番良さそうです。
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軟葉系ハオルチアのオブツーサは、1つの葉から複数の芽が出るので、9つの葉から20を超える子株が産まれました。
発芽した幼芽は、順次川砂の育成所に移して育ててみました。
根もしっかり出てきましたが、根の太いハオルチアは川砂の細かい隙間に根を張れず、株が浮いてしまう事態となりました。
直根系の植物は、川砂オンリーの土とは相性が悪そうです。
赤玉土メインの鉢に移したところ、居心地が良くなったようで、安定して成長しています。