前回、ピレアグロボーサの花を調べて、受粉させるまでにこぎ着けました。
受粉させてから3日程で雌花に変化があらわれました。
赤い房が割れて、中から種子のようなものが出てきました。
※4/27追記 その後の観察では、受粉させてから3日で結実するような事はありませんでした。3日で結実したように見えたものは、おそらく人工的に受粉させる前に、すでに受粉していたものと思われます。
※6/1追記 同一株での自家受粉による結実は確認できませんでした。自家受粉では種が出来ないのかもしれません。自家受粉によるこぼれ種で発芽したとの報告もあるようですが、別個体が1鉢にまとめて植えられている事があるため、他家受粉による結実の可能性もあります。
種子は淡褐色をしていて、小さなゴマのように見えます。
3日しか経っていないので、成熟しているのかは定かではありませんが、さわるとポロっと落ちてしまいます。
いくつか回収する事に成功したので、小瓶に保存しておきました。
花が極小なので、種も極小です。
拡大すると、やっぱりゴマみたいですね。
種子の大きさは0.5mm程です。
古くなった雌花には黒い粒が付いている物があり、一見、種子に見えますが、これはおそらく受粉せずに枯れた花殻だと思われます。
淡褐色の種子とは、明らかに色合いが違います。
種を一定数採集できたら、実生に挑戦してみたいと思います。