我が家でも、いくつかのハオルチアが花芽を上げるようになりました。
せっかく同時に花を付けてくれたのですから、交配を試してみる事にしました。
まず候補に挙がったのは、ピリフェラ錦です。
斑入り種ですから、子供も斑入りになるのではとの期待が高まります。
ハオルチアの花は、基本的に緑色のラインが入っているのですが、ピリフェラ錦の花は色が薄く、淡い黄緑色のラインが入った花でした。
いざ交配させようと花を剥いてオシベを採取してみたのですが、オシベの先に花粉がついていませんでした。
葯(オシベの先の花粉が入っているカプセル)が弾けていないわけではなく、花粉が造られていないようでした。
それでは♀親になってもらおうとメシベを確認しましたが、子房が凹んでいて種子は出来そうもありません。
一応、花粉を付けてみましたが、案の定、結実しませんでした。
我が家のピリフェラ錦は、繁殖能力が無いようです。
太くて立派な花芽を伸ばしてくれたので期待したのですが、残念です。
気を取り直して、花のタイミングが合った他のハオルチア同士を掛け合わせてみました。
こちら、透明度の高いレース系ハオルチアのブラックベルディアナと・・・
赤いハオルチア、レイトニーです。
受粉させてから数日後、いくつかの子房が大きくなっているのを確認しました。
めでたく結実してくれたようです。
赤いレース系ハオルチアが産まれてくれたら、うれしいです。
緑のレイトニーになるかもしれませんが・・・。
将来の姿を想像して楽しむのも、交配の醍醐味の1つですね。