石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

ダイソーの土は多肉植物に使えるのか

園芸用品で何かとお世話になっている100円ショップ。

園芸用土も100円ショップで買う事ができます。

それでは100ショップ最大手のダイソーさんで売られている土は多肉植物に使えるのでしょうか。

以下、あくまで個人的な意見なので、参考程度にお願いします。

 

ダイソーさんには色々な専用土が売っています。

多肉植物用の専用土は売っていないようなので(2022年10月現在)、多肉植物に使うとしたら、右側の「観葉植物の土」でしょうか。

多肉植物も広い意味では観葉植物の一種ですし。

まあ、ダイソーさんで売っている専用土は、実はどれも大体同じ土なんですけどね。

ココピートかピートモスがベースで、申し訳程度に他の用土が混じっているだけです。

配合原料を見ると、

花の土:ココピート、バーミキュライトパーライトピートモス、たい肥、赤玉、くん炭

観葉植物の土:ココピート、パーライト、たい肥、赤玉、くん炭

ほら、大体同じでしょ。

他の専用土も似たり寄ったりです。

左が花の土、右が観葉植物の土です。

土を見ても、同じに見えますよね。

 

さてこの土、ほとんどがココピートです。

土の性質としては、排水性×、保水性〇、保肥力〇で、多肉植物に使うには水持ちが良すぎます。

また、ココピートは有機物なので、カビやすく、ムシが付きやすいです。

この土を単体で使ってしまうと、湿った状態が長く続いて根腐れさせてしまう可能性が高いです。

 

ではダイソーさんの土がまったく使えないかというと、そんな事はありません。

実際、私はダイソーさんの土を多用しています。

単体で使うのではなく、保水力・保肥力を高める土として利用すればいいのです。

ココピートは、腐葉土のような感じで使えます。

腐葉土に比べて肥料分が少ないので、多肉植物には向いていると思います。

また腐葉土よりはムシやカビの発生が抑えられるので、室内の鉢植えにも利用しやすいです。

具体的には、赤玉土軽石に2割程度混ぜて使うと多肉植物に適した土になります。

鉢の底の方に敷いて、給水層として使うのもお勧めです。

 

結論:

ダイソーさんの専用土は、多肉植物に単体で使うのはお勧めしません。

赤玉土5:軽石3:ダイソーの土2、くらいの割合で混ぜると、多肉植物向きの土になります。