石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

ハナアブの花めぐり

今日はあいにくの雨模様。

幸い、ベランダには屋根があるので、濡れることなく多肉のお世話ができます。

ベランダに出てみると、1匹のハナアブが雨宿りも兼ねてか、多肉棚の周りを飛び回っていました。

普通に見られるホソヒラタアブですね。

お目当てはメセンブリアントイデスの花粉のようです。

残念ながら、メセブリは今日は開花していませんでした。

メセブリの花は花粉の量が多いので、花粉目当ての虫たちには大人気のようです。

未練がましく膨らんだ蕾に取り付いていましたが、虫の力で開くようなものではありません。

 

ハナアブが次に目を付けたのはエケベリアの花です。

こちらもあいにくと開花前。

 

開花している花もあり、こちらにも潜り込もうとしていましたが、横に開いた羽が邪魔して潜り込めていませんでした。

エケベリアの花とハナアブは相性が悪いみたいです。

 

お次に向かったのはダドレアの花。

ダドレア・ヴィレンスです。

ダドレアは鮮やかな黄色の花を咲かせます。

開花している花には留まらず、花びらをむしってメシベだけになった花に留まってメシベを舐めていました。

それ、わざわざ手間をかけて人工授粉させたメシベなので、花粉舐めとらないでね・・・。

 

最終的に落ち着いたのは、クラッスラ・アウセンシス・チタノプシスのブーケのような花でした。

そろそろ終わりかけの花ですが、花粉がたくさん残っていたので気に入ったようです。

ハナアブは一見ハチのように見えますが、ハチではないので刺す事はありません。

受粉の手伝いをしてくれますし、幼虫もアブラムシキラーなので、完全に益虫です。

見かけても殺虫剤を吹きかけるような事はせず、放置してあげましょう。

オレンジ、白、黒の縞模様は綺麗ですし、ホバリングを繰り返す姿も面白く、見慣れてくると可愛くなってきます。

 

アップで見ると複眼がとんでもなく大きいですね。

いくら寄っても逃げなかったんですけど、そのデカイ複眼は役に立ってるのかい?