多肉植物の中には、天使や天女といった品種名が付いたものがいくつかあります。
例外なく綺麗な品種なんだろうなと思うかもしれませんが、現実はそんなに甘くありません。
天使
小型でとても可愛らしいハオルチアです。
白帝城の変種で、葉の先が全て透明な窓になっています。
葉裏も窓になっている為、光が当たると窓全体が輝きます。
葉先が丸まっているのもチャームポイントですね。
はい、可愛いのはここまでです。
天女
チタノプシス属・天女です。
持っていないので、画像はWikimediaより拝借。
チタノプシス系の和名はだいたい天女が付きます。
爬虫類のような質感の植物で、はっきり言って気持ち悪いです。
何がどうして天女なのかサッパリです。
白天子(白天使)
ルスキア属・白天子です。
小型のメセンです。
夏の休眠期は白い枯草のようになりますが、涼しくなると小さな葉が顔を出します。
逆光に照らすと粒々の窓が透けて見えて綺麗です。
ただ匍匐性で小さいので、逆光で見る機会はまずありません。
可愛くはあるんですけども、名前負け感は否めません。
姫天女
コケじゃないですよ。
超小型メセン、ネオヘンリシア属・姫天女です。
チタノプシスっぽくて小さいから姫天女なんでしょうけど・・・最初にチタノプシスに天女と名付けた人の罪は大きいです。
アップにしても可愛くありませんね。
天女というよりはミニゴジラ。
【番外】ヒメコウテンシ
天使で思い出したのですが、野鳥にも天使(天子)と名の付くやつがおりました。
その名もヒメコウテンシ。
日本ではめったに見られない渡り鳥で、都心部近くに現れようものならバーダー数百人を集めてしまうようなレアな鳥です。
ヒメとテンシの名が付く激レアな鳥がどれほど綺麗かと申しますと・・・
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はい、コレです。
なんで生物界のテンシ・テンニョは残念なのが多いんでしょうね。