朝夕がひんやりと涼しくなり、すっかり秋の空気になりました。
園芸店では多肉植物の入荷が増え、見て回るだけでも楽しいです。
綺麗な多肉植物たちが並ぶ中、店の片隅でひっそりと売られているのが夏の間にボロボロになってしまった見切り品の多肉植物です。
お店によってはビックリするようなお値段で投げ売りされている事もあります。
徒長したエケベリアが10円・・・ひょろひょろの福兎耳が30円・・・
みんな連れ帰って仕立て直しに挑戦したい所ですが、残念ながら、育てる場所がありません。
1鉢分くらいなら場所が作れそうだったので、1つだけ連れ帰る事にしました。
厳選して連れ帰ってきた多肉植物がこちらです。
リミフォリア・v.ニグラ。
・・・と札には殴り書きしてありますが、ニグラかどうか怪しいです。
※(2022/2/19追記)v.ニグラではなく、v.アルカナのようです。
螺旋状に葉を展開しているので、ハオルチア属リミフォリアには違いないとは思いますが、ニグラはもっと葉がゴツゴツしている気がします。
正体不明な辺りにも惹かれてしまいました。
根元が黒ずんでいる状態なので復活させられるかわかりませんが、うまく育てて大きくできれば、特徴がはっきりして正体がわかるかもしれません。
とりあえず、札を信じてv.ニグラという事にしておきます。
ちなみにお値段は、680円→100円でした。
後で調べてみたところ、ニグラとは”黒い”という意味で、v.は[varietas(変種)]の略のようです。
つまり、リミフォリアの黒色変種という事でしょうか。
回復したら日に当てて黒くなるか試してみたいです。
v.ニグラ(暫定)は、連れ帰ってすぐに、枯れた下葉と根を整理して植え替えました。
スッキリしましたが、地味さに磨きがかかりました。
根は不健康な黒い根ばかりだったので、先行きが不安です。
しばらくは室内で甘やかすので、ぬくぬく育ってもらえればと思います。
おまけ
別のお店で赤玉土を買った際、会計時にカウンターの端に転がっていたの見つけ、冗談半分で値段を聞いたらおまけで頂いてしまいました。
クラッスラ属の茜の塔です。
「小さすぎて発根しないと思いますよ」と笑われてしまいましたが、ものは試しです。
100円ショップで売られている事もある普及種なので、こんな状態から苦労して育てる事も無いのですが、これも何かの縁です。
全力でお世話させていただきます。
↓3週間後の様子