松露玉(しょうろぎょく)というサボテンの存在を知りました。
世界一小さなサボテンらしいです。
小さな生き物が好きな私は、この「世界一小さい」というフレーズには心が躍ってしまいます。
早速、松露玉の画像を検索してみました。
ところが、ヒットするのは期待していた小さなサボテンではなく、丸々と太った大きな松露玉の画像ばかりでした。
どうやら、松露玉は、接ぎ木で大きく育てるのが主流らしいのです。
世界一小さなサボテンを無理矢理デカく育ててどーする。←ド素人の感想です
調べてみると、松露玉は自根で育てるのは至難の業で、接ぎ木でないと育てられないらしいのです。
小さいまま育てるのは無理と言われても、どうしても育ててみたかったので、購入してしまいました。種子を。
ただでさえ育てるのが難しい極小サボテンの実生となると、それはもう難易度が高いのは想像に難くありません。
しかし、買ってしまったものは仕方ありません。
がんばって育ててみます。
パピラケアの実生で上手く行った、キッチンペーパーによる発芽と、川砂を使った発芽を試してみます。
キッチンペーパーに10粒、川砂に約40粒を撒いてみました。
種まき後:20日
3週間経っても、1つも発芽しません。
一旦、種を回収して、色々な条件で試してみる事にしました。
松露玉の種子は水に浮くので、砂に撒いてしまったものでも、水没させれば回収が可能です。
数粒ごとに、覆土してみたり、直射日光に当てたり、完全遮光してみたり、一度乾燥させたりと、色々試してみましたが、1つも発芽しません。
種子の鮮度が悪いのか、実生環境が悪いのか・・・
種まき後:76日
そろそろ諦めようと思った矢先、ついに1つだけ発芽しました。
発芽したのは、一度乾燥させた後、再度湿らせて強光に当てていた種子です。
その条件が良かったのか、単に気温が下がってきたので発芽したのかはわかりません。
唯一発芽した貴重な松露玉がこちらです。
ココです。
ココ。
小さっ!
砂粒と同じ大きさです。
0.5mmくらいしかありません。
これが世界最小のサボテンの幼苗です。
マクロ撮影で、ようやく苗である事が確認できます。
育てるのは大変そうですが、楽しみでもあります。
ちなみに、青い矢印のあずきっぽい物が種子です。