今年の秋も多肉植物の種を蒔きました。
蒔きたい品種はたくさんあったのですが、育てる場所が無いので3種類で我慢しました。
実生は無計画にたくさん蒔いてしまうと、全部育ってしまった時に場所の確保に頭を悩ませることになります。春に思い知りました。
広いハウスが欲しいです・・・。
厳選して撒種した1種類目がこちらです。
って、名札付けないので見てもわかりませんね。
ダドレア属のパルメリーです。
パルメリーは、ダドレアなのに白くならない品種だそうです。
白くないダドレアなんて、ただの草ですよねー・・・。
さらに冬型のダドレアのくせに、寒さに弱いそうです。
色々ダメなところが気に入ってしまいました。
入手した種子は、4年前に海外輸入した物との事で、発芽率は期待していませんでしたが、フタを開けてみればまさかの発芽率100%(25/25)でした。
すごいぞ、パルメリー。
2つ目はメセン類のドロサンテマム sp.Skilpadです。
春に蒔いて現在育苗中のドロサンテマム・エブレネウムの親戚ですね。
エブレネウムが綺麗で気に入っているので、こちらも蒔いてみました。
エブレネウムより葉の周りの透明な粒々が大きいとの事で、期待しています。
発芽率は92%(12/13・発芽不良1)と、良好でした。
※11/7追記
最後の種が発芽し、発芽率は100%(13/13・発芽不良1)となりました。
3つ目はサボテンの菊水です。
砂粒のような丸い芽は、世界最小サボテン・松露玉にそっくりです。
種子も松露玉にそっくりでした。
種子が小さすぎて蒔いた数を把握できず、正確な発芽率は不明ですが、80%以上は発芽していると思います。
菊水は、発芽よりも発芽した後の育成が難しいらしいです。
成長が遅い為、数ミリの苗を2、3年維持しなければならないそうです。
根気よく、気長に付き合っていきたいと思います。
番外
秋に蒔いたのは3種類ですが、実は暑さの厳しい8月に2種類蒔いています。
1つは以前記事にした事のあるパキポディウムのエブレネウムです。
発芽率は9%(1/11)と酷いものでしたが、唯一発芽した株は無事に育っています。
まだ緑色の胴体ですが、ツヤが出てきました。
ただ、成長期がもう終わりなので、このサイズで冬を越えらえるかが心配です。
蒔く時期を完全に間違えたと、少々後悔しております。
もう1つは、サボテンのアストロフィツム・恩塚ランポー玉です。
発芽率は14%(5/35)で、こちらも悪かったです。
発芽した苗は5つしかありませんが、早くも模様に違いが出ていて面白いです。
秋蒔きの発芽率が良好なのに対し、8月に撒種した2種は極端に悪かったです。
原因は暑すぎた事ではないかと思っています。
湿度100%の実生床で、気温35℃を超えると分化不良を起こすのではないかと疑っています。
サンプル数が少ないので、たまたま種子の質が悪かった可能性もありますが、もう8月に種を蒔くのは止めようと思います。