自作の育苗器を使って加温撒種した種子たちが、続々と発芽してきました。
姿形がバラエティー豊かな多肉植物だけあって、発芽する芽も様々で興味深いです。
今回は、無事に発芽してくれた小さな芽をご紹介します。
タイトルには「その1」と銘打ちましたが、「その2」があるかは微妙です。
追って蒔いた種が発芽してくれるか次第なので・・・
フィロボルス・?・Eenriet
フィロボルス属の種名不明種で、「エーンリエット」の名で流通している植物です。
塊根メセンの仲間になるのでしょうか。
冬型種なので秋蒔きが基本ですが、早春に蒔いて夏までにしっかり育てれば大丈夫ではないかと思い、蒔いてみました。
芽は細長い双葉で、小さな種子の割には立派なサイズの芽でした。
この植物は、種子が特徴的で、まるで虫の幼虫のような姿をしています。
発芽のチェックの際に、ルーペの視界に入ってくるとギョッとします。
フォーカリア・四海波
フォーカリア属の四海波です。
こちらも秋蒔きが基本の冬型メセンです。
双葉をくっつけて円形になる姿が面白いです。
ブルビネ・メセンブリアントイデス
ブルビネ属のメセンブリアントイデスです。
こちらも冬型種です。
シュッとしたシンプルな芽が出てきました。
発芽するまで時間がかかり心配していましたが、撒種から3週間目で発芽率100%となりました。
以前、「メセンブリアントイデスには手を出さない」と書いた気がしますが、アレは嘘です。
オークションサイトで種子が安く出ていたので入札してみたら、まさかの競合者ゼロだったのです・・・
クラッスラ・アウセンシス・チタノプシス
クラッスラだかチタノプシスだかわからない名前ですが、クラッスラです。
チタノプシスのような姿のクラッスラです。
種子は粉状で、今まで蒔いた中では最小サイズでした。
芽も最小サイズで、砂粒のような双葉を展開させています。
ブラボアナス(サボテン)
アリオカルプス属のブラボアナスです。
このブログに実生の経過記録を載せている亀甲牡丹の親戚です。
亀甲牡丹とそっくりの芽が出てきました。
加温してぬくい為か、晩秋蒔きの亀甲牡丹の芽と比べて色が良いです。
テネブリカ(サボテン)
エリオシケ属のテネブリカです。
黒肌で刺のほとんどない南米サボテンです。
頭にトゲでは無く、モジャモジャとした毛を生やしています。
バラ丸(サボテン)
ツルビニカルプス属のバラ丸です。
極小サボテンですが、芽は普通のサイズでした。
こちらはサボテンらしく、頭にトゲを生やしています。
陽炎(サボテン)
マミラリア属の陽炎です。
透き通るような緑色で、まん丸な姿が可愛らしいです。
少し見にくいですが、頭に産毛のようなトゲが生えています。