石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

2021年:早春の発芽模様・その1

自作の育苗器を使って加温撒種した種子たちが、続々と発芽してきました。

姿形がバラエティー豊かな多肉植物だけあって、発芽する芽も様々で興味深いです。

今回は、無事に発芽してくれた小さな芽をご紹介します。

タイトルには「その1」と銘打ちましたが、「その2」があるかは微妙です。

追って蒔いた種が発芽してくれるか次第なので・・・

 

フィロボルス・?・Eenriet

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フィロボルス属の種名不明種で、「エーンリエット」の名で流通している植物です。

塊根メセンの仲間になるのでしょうか。

冬型種なので秋蒔きが基本ですが、早春に蒔いて夏までにしっかり育てれば大丈夫ではないかと思い、蒔いてみました。

芽は細長い双葉で、小さな種子の割には立派なサイズの芽でした。

 

この植物は、種子が特徴的で、まるで虫の幼虫のような姿をしています。

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発芽のチェックの際に、ルーペの視界に入ってくるとギョッとします。

 

フォーカリア・四海波

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フォーカリア属の四海波です。

こちらも秋蒔きが基本の冬型メセンです。

双葉をくっつけて円形になる姿が面白いです。

 

ブルビネ・メセンブリアントイデス

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ブルビネ属のメセンブリアントイデスです。

こちらも冬型種です。

シュッとしたシンプルな芽が出てきました。

発芽するまで時間がかかり心配していましたが、撒種から3週間目で発芽率100%となりました。

 

以前、「メセンブリアントイデスには手を出さない」と書いた気がしますが、アレは嘘です。

オークションサイトで種子が安く出ていたので入札してみたら、まさかの競合者ゼロだったのです・・・

 

クラッスラ・アウセンシス・チタノプシス

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クラッスラだかチタノプシスだかわからない名前ですが、クラッスラです。

チタノプシスのような姿のクラッスラです。

種子は粉状で、今まで蒔いた中では最小サイズでした。

芽も最小サイズで、砂粒のような双葉を展開させています。

 

ブラボアナス(サボテン)

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アリオカルプス属のブラボアナスです。

このブログに実生の経過記録を載せている亀甲牡丹の親戚です。

亀甲牡丹とそっくりの芽が出てきました。

加温してぬくい為か、晩秋蒔きの亀甲牡丹の芽と比べて色が良いです。

 

テネブリカ(サボテン)

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エリオシケ属のテネブリカです。

黒肌で刺のほとんどない南米サボテンです。

頭にトゲでは無く、モジャモジャとした毛を生やしています。

 

バラ丸(サボテン)

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ツルビニカルプス属のバラ丸です。

極小サボテンですが、芽は普通のサイズでした。

こちらはサボテンらしく、頭にトゲを生やしています。

 

陽炎(サボテン)

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マミラリア属の陽炎です。

透き通るような緑色で、まん丸な姿が可愛らしいです。

少し見にくいですが、頭に産毛のようなトゲが生えています。