久しぶりにパピラケアの話題です。
パピラケアは白いウロコで覆われた、とても植物とは思えない不思議な姿が魅力です。
普通はウロコが密に重なり白い棒のように見えるのですが、我が家のパピラケアはウロコとウロコの間に隙間ができてしまっています。
これは徒長なのでしょうか。
パピラケアのウロコは、托葉と呼ばれる、葉の付け根の葉状片が発達したものです。
葉が短いので、托葉だけが重なって見え、ウロコのように見えるわけです。
うちのパピさんは葉が太りすぎて、ウロコの隙間から見えてしまっているようなのです。
ぷっくりツヤツヤの葉が見えています。
それほど水を多く与えているつもりは無いのですが・・・与えた水を全部吸っちゃうんですね。
まぁ、根が健康な証拠とも言えます。
”栽培者の意に沿わない姿”という園芸的な意味での徒長には当たると思いますが、茎が伸びているわけではないので、一般的な意味の不健康な徒長には当てはまらないと考えています。
水を切れば締まった姿になるのでしょうが、個人的には元気にニョロニョロ動いてくれる方がうれしいので、今の姿のまま育てて行こうと思います。
見た目は少し変ですが、行動はかなり変です。
パピラケアの開花時期は夏です。
昨年の夏は、たくさん花を咲かせてくれました。
種もたくさん作ってくれたので、冬の間はゆっくり休んでもらおうと思っていました。
ところがパピさん、冬になっても蕾を付け続けています。
赤い矢印が全部蕾です。
開花はしないのですが、閉鎖花となり種を作り続けています。
(開花時間が1時間程しかないので、気付かない間に咲いているのかもしれません)
夏に開花していた時には、結実しない花もあったのですが、冬の閉鎖花はほとんどが結実しています。
白い花のような物が全部種サヤです。
種の質も落ちる事が無く、蒔けばほぼ100%発芽します。
これだけ種を作り続けると消耗して枯れてしまいそうですが、疲れた様子もみせず、脇芽まで出てきました。
うちのパピさん、なんでこんなに元気なんでしょう・・・。