先日、春に蒔いたブラボアナス(サボテン)の幼苗が、1つ萎れているのを見つけてしまいました。
(写真を撮っている余裕がなかったので、画像はありません)
夏以降、何の問題も起きずに順調にきていた春実生組だったので、ショックでした。
萎れた株を詳しく調べてみると、根が無くなり、株元に極細の糸が張られているのが確認できました。
これは完全にヤツの仕業です。
実生の天敵、キノコバエです。
寒くなってきたので、もう虫の被害はないだろうと油断していました。
ブラボアナスはプラカップで育てているので、土の中を直接見る事ができます。
さっそくルーペで探してみると・・・いました。
目視できるだけで10匹以上。
私の大事な実生苗に手を出すとは許せません。
キノコバエの幼虫は、浅い場所にしかいないという情報も見受けられますが、鉢の底まで移動しているヤツもいました。
浅い場所にしかいないというのは誤りのようです。
土を入れ替えるなら、表土だけでなく、全ての土を入れ替えないと効果が無いと思われます。
キノコバエには薬剤が効きにくいと言われていますが、私には強力な助っ人がいます。
春にヤツらを全滅に追い込んだ頼れる薬剤、ダントツ水溶液です。
少々お高いですが、2000倍希釈して使うと、1本で250リットルも作れてしまう計算なので、長い目で見ればかなりお得です。
悪さをしたキノコバエ共は、さっそくダントツの刑に処してやりました。
3時間後に確認して見ると、全ての虫がお亡くなりになっていました。
素晴らしい威力です。この薬を使ったお野菜は正直食べたくありません。
念のため、不織布を被せて羽化するヤツがいないか様子を見ましたが、めでたく全滅しておりました。
被害は最初の1株だけで、最小限に抑える事ができました。
早期に発見する事ができ、成虫になる前に駆除できて良かったです。
我が身を犠牲にして、キノコバエの存在を教えてくれた1株に感謝です。