石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

2022年早春:実生多肉の様子

前回は実生サボテンの様子をご紹介しましたが、今回はサボテン以外の実生多肉の様子です。

 

ブルゲリ

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一時期やたらと高騰していたブルゲリの種子ですが、最近だいぶお安くなってきたので、お手頃価格で売られていた種子を購入しました。

加温式育苗器を使って実生したので、1月末の厳冬期に蒔いても無事に発芽しました。

発芽率は90%以上と良好でした。

まだ砂粒ほどの幼苗ですが、小さな宝石のようで綺麗です。

 

ピレアグロボーサ(暫定)

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多肉棚の下に散らばっていた種子のような物を蒔いてみたところ、芽が出てきました。

まだ双葉なので正体はハッキリしませんが、ヒョロヒョロと伸びたがるあたり、ピレアグロボーサのような気がします。

 

ドロサンテマムsp

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昨年秋蒔きのドロサンテマムsp不明種です。

左奥の鉢は春に蒔いたドロサンテマム・エブレネウムで、大きさに差が無くなってきました。

冬型種は、やはり秋蒔きが正解ですね。

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葉がキラキラと光り、とても綺麗です。

写真では伝えきれませんが、エブレネウムより派手に光ります。

 

ドロサンテマムは、茎が細く、室内の無風状態で育てると、ヒョロヒョロに育って、クテッと倒れてしまいます。

光量不足の徒長とも違うので、光に当てても改善しません。

風で揺れる事で、茎が太くなっていくようです。

対策として、扇風機の風に当てて育てています。

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これ、やるとやらないでは、茎の太さが全然違ってきます。

 

フィロボルス・エーンリエット(超矮小化個体?)

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小さいまま一向に大きくなる気配のない、フィロボルス・エーンリエットの超矮小化個体です。

不良苗と言われればそれまでですが、矮小化個体という事にして楽しんでいます。

根元を少し掘ってみたところ、意外にも塊根部分はどっしりとしていました。

 

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大きさはなんと5mm。

1円玉が巨大に見えます。

これで、実生1年を過ぎています。

 

亀甲竜

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2020年秋蒔きで、実生して1年と4ヶ月です。

大きさは4cm弱。

亀甲模様のヒビ割れもハッキリしてきました。

亀甲竜は、育て方を改善してからムクムクと大きくなっています。

 

ブラックベルディアナ × レイトニー

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昨年6月蒔きのオリジナル交配種です。

キノコバエの幼虫に根を喰われてしまい、秋の成長を棒に振ってしまったのですが、ようやく調子が良くなってきました。

冬はキノコバエがいないのが最高です、ほんと。

根を全部喰われても枯れずに復活している苗もあり、丈夫で助かっています。

弱い光でも赤っぽくなるのはレイトニー譲りです。

 

ジュピター

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昨年の5月蒔きの、コレクタ選抜種ジュピターです。

4枚目の葉から、はっきりした大きな窓が現れました。

綺麗な株になってくれそうな予感がします。

 

クイナリア

クイナリアは、実生失敗の記事を載せてから1年以上が経ちました。

 

・・・実はまだ生きています。

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成長が激遅でいつ消えてしまうかも分からず、実生失敗記事を書いてしまった事もあって、ブログに載せるのは控えていました。

しかし、気付けばなかなか立派になってきました。

2本目のニョロニョロも伸びてきました。

1本目のニョロニョロの太り方を見ると、いかに過保護に育てていたかが分かってしまいますね。