前回は実生サボテンの様子をご紹介しましたが、今回はサボテン以外の実生多肉の様子です。
ブルゲリ
一時期やたらと高騰していたブルゲリの種子ですが、最近だいぶお安くなってきたので、お手頃価格で売られていた種子を購入しました。
加温式育苗器を使って実生したので、1月末の厳冬期に蒔いても無事に発芽しました。
発芽率は90%以上と良好でした。
まだ砂粒ほどの幼苗ですが、小さな宝石のようで綺麗です。
ピレアグロボーサ(暫定)
多肉棚の下に散らばっていた種子のような物を蒔いてみたところ、芽が出てきました。
まだ双葉なので正体はハッキリしませんが、ヒョロヒョロと伸びたがるあたり、ピレアグロボーサのような気がします。
ドロサンテマムsp
昨年秋蒔きのドロサンテマムsp不明種です。
左奥の鉢は春に蒔いたドロサンテマム・エブレネウムで、大きさに差が無くなってきました。
冬型種は、やはり秋蒔きが正解ですね。
葉がキラキラと光り、とても綺麗です。
写真では伝えきれませんが、エブレネウムより派手に光ります。
ドロサンテマムは、茎が細く、室内の無風状態で育てると、ヒョロヒョロに育って、クテッと倒れてしまいます。
光量不足の徒長とも違うので、光に当てても改善しません。
風で揺れる事で、茎が太くなっていくようです。
対策として、扇風機の風に当てて育てています。
これ、やるとやらないでは、茎の太さが全然違ってきます。
フィロボルス・エーンリエット(超矮小化個体?)
小さいまま一向に大きくなる気配のない、フィロボルス・エーンリエットの超矮小化個体です。
不良苗と言われればそれまでですが、矮小化個体という事にして楽しんでいます。
根元を少し掘ってみたところ、意外にも塊根部分はどっしりとしていました。
大きさはなんと5mm。
1円玉が巨大に見えます。
これで、実生1年を過ぎています。
亀甲竜
2020年秋蒔きで、実生して1年と4ヶ月です。
大きさは4cm弱。
亀甲模様のヒビ割れもハッキリしてきました。
亀甲竜は、育て方を改善してからムクムクと大きくなっています。
ブラックベルディアナ × レイトニー
昨年6月蒔きのオリジナル交配種です。
キノコバエの幼虫に根を喰われてしまい、秋の成長を棒に振ってしまったのですが、ようやく調子が良くなってきました。
冬はキノコバエがいないのが最高です、ほんと。
根を全部喰われても枯れずに復活している苗もあり、丈夫で助かっています。
弱い光でも赤っぽくなるのはレイトニー譲りです。
ジュピター
昨年の5月蒔きの、コレクタ選抜種ジュピターです。
4枚目の葉から、はっきりした大きな窓が現れました。
綺麗な株になってくれそうな予感がします。
クイナリア
クイナリアは、実生失敗の記事を載せてから1年以上が経ちました。
・・・実はまだ生きています。
成長が激遅でいつ消えてしまうかも分からず、実生失敗記事を書いてしまった事もあって、ブログに載せるのは控えていました。
しかし、気付けばなかなか立派になってきました。
2本目のニョロニョロも伸びてきました。
1本目のニョロニョロの太り方を見ると、いかに過保護に育てていたかが分かってしまいますね。