以前、実生した幼苗がキノコバエの幼虫に喰われて困っているという話をしました。
キノコバエの幼虫は小さい上に土に潜っているので、発見が難しいです。
幼虫は幼苗の根をかじります。
同じ鉢に繰り返し卵を産むので幼虫がどんどん増えてしまい、発見が遅れると苗が全滅してしまう事も珍しくありません。
幼苗の根が無くなり、しぼんだり倒れたりする場合はコイツの仕業である可能性が高いです。
鉢の周りに小さなコバエが飛んでいたら、ほぼ確実にコイツの仕業です。
以前の記事では、土を入れ替える事で対策し、被害を食い止める事ができたと書きました。
しかし、しばらくするとまた被害が再発してしまいました。
奴らは広範囲を飛び回って卵を産み付けるので、土の入れ替えでは根本的な解決にはならないようです。
そこで、キノコバエにも効く殺虫剤を使ってみる事にしました。
レビュー等を参考にして購入した薬剤がこちら。
ダントツ水溶液です。
これを3000倍に希釈し、被害の出ている鉢に散布してみました。
効果は抜群で、散布した翌日から被害がピタリと無くなりました。
土を掘ってみると、キノコバエの死骸と、サナギが見つかりました。
サナギには効き目が薄いようで、後日羽化するものが出ました。
しかし、羽化した成虫を駆除した後は姿が消えましたので、幼虫と成虫には抜群の効果があったようです。
ウロウロしていたトビムシも姿を消したので、トビムシにも効果があるようです。
幼苗への薬害を心配しましたが、1週間経っても特に問題は見られないので、影響は少ないようです。
サボテン、エケベリア、セダム、ハオルチア、パピラケア、イントリカータ、それぞれの幼苗に使用しましたが、今のところ影響無しです。
オルトランと違って、ニオイが無いのもうれしい点です。
カメムシ・アブラムシ・アザミウマ・カイガラムシ・ネジラミにも効果があるようなので、オルトランの代わりに使ってもよさそうです。
キノコバエの特徴と対策については別記事にもまとめておりますので、合わせて読んでいただければ幸いです。