多肉植物を買う行為には中毒性があります。
置き場所が無いのでもう買わないと誓っても、翌週にはまた欲しくなってしまうのです。
育てる場所さえあれば、気の済むまで買い集められるのですが、人口過密の関東都心部、そんなに土地は余っていません。
多肉植物は生き物ですから、置き場所も無いのに欲望のままに買い集めて、お世話もせずに枯らすような事だけは避けたいところです。
綺麗な多肉植物を前にして、買うのを我慢するというのは簡単な事ではありません。
そんな時、私はとある呪文を唱えてやり過ごしています。
「うちの○○の方が可愛いな。」です。
幸い、私は自分の育てている植物が殊更可愛く見えるタイプなので、この呪文を唱えると購入意欲が失せます。
綺麗系のエケベリアの場合は、「うちのチワワの方が可愛いな。」で、だいたい片が付きます。
かっこいいアガボイデス系は、「うちの実生黒壇エボニーが育ったらこんなもんじゃないな。」
というやや卑怯な妄想で終わらせます。
ところが先日、呪文の通じないエケベリアをラクマさんがオススメしてきました。
(ラクマとはフリマアプリの事です)
アンギキュラータです。
グレーの細葉に赤黒い爪、独特のウォーターマークが入るカッコイイエケベリアです。
ラクマの野郎・・・私のツボを知っていやがる・・・
こういう個性的な多肉には呪文が通じません。
しかも、300円OFFクーポンまで投げつけてきたのです。
ほんと、ありがとうございます。
ようこそ我が家へ。
送られてきたアンギキュラータは、想像していた以上に格好いいエケベリアでした。
末永く、よろしくお願いいたします。