石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

2022年の夏越し総括

前回、夏にダメージを受けた多肉から目を背けてハオルチアで現実逃避したわけですが、きちんと向き合おうと思います。

2022年、夏越しの総括です。

 

2022年の夏にダメにしてしまった多肉

サボテン・ルエッティ

高級サボテンのルエッティです。

小さなカキコ苗でした。

7月末に枯らせてしまいました。

 

考えられる原因

原因は明らかで、根が出ていないのに水やりをしてしまった事です。

多少動きが見られたので根が出ていると勘違いしてしまったのが根本の原因です。

 

クラッスラ・白妙

小さなクラッスラ、白妙です。

7月中旬から調子を落とし、8月に枯れてしまいました。

 

考えられる原因

原因不明です。

根もそれなりに残っていて、水やりもそれなりにやっているつもりでした。

調子を落としてからは、室内窓際の条件の良い場所に置いていたのですが、回復せず。

種子を実らせた後に調子を落としたので、それが原因かもしれません。

クラッスラは種子をつけた後に枯れるものも多いそうですが、白妙が該当するかは調べてもわかりませんでした。

 

アエオニウム・エメラルドアイス

在りし日の姿

7月中旬から調子を落とし、8月に枯れてしまいました。

 

考えられる原因

アカダニと水不足ではないかと思います。

アエオニウムは夏に枯れこむものと認識していて、調子を落としてもろくに診察もせず放置してしまいました。

瀕死になってから、アカダニがたかっており、茎がスカスカになっている事に気付きました。

もっと早くに対処していれば助かったと思います。

管理能力不足を痛感です。

 

セダム・薄雪マンネングサ

7月中旬までは元気だったので油断していたら、8月に一気に枯れこんでしまいました。

付き合いの長い多肉だけにショックが大きいです。

 

考えられる原因

ベランダに置いていた為、高温が原因ではないかと思います。

水やりの頻度も問題があったように思います。

 

セダム・サクサクラレスグリーン

7月中旬に、根元から枯れこんでしまいました。

無事な部分をカットして挿し直してみましたが、根付かず、そのまま枯れてしまいました。

 

考えられる原因

ベランダに置いていた為、高温が原因ではないかと思います。

水やりが少なかった事も考えられますが、高温下で水やりをしすぎても腐る可能性が高いですし、難しいです。

 

 

問題が発生したものの、なんとか持ち直した多肉

アンギキュラータ

成長点付近に黒いシミが発生しました。

病気のような広がり方をしていないので、何らかの害虫が原因ではないかと考えました。

 

行った対処

ダニ剤の塗布、殺虫剤の潅水を行いました。

結果、黒いシミは発生しなくなりました。

成長点付近の黒い点は、爪が黒く見えているだけで異常ではありません。

 

ストリクチフローラ・ノヴァ

葉の付け根が黒くなってしまいました。

腐っているようにも見えますが、黒いシミは斑点状になっていたため、害虫が原因と考えました。

 

行った対処

ダニ剤の塗布、殺虫剤の潅水を行いました。

枯れた下葉が害虫の温床になっていると考え、下葉を全て抜き取りました。

成長点付近にシミが見られなくなり、防除できたものと思います。

 

傷跡はカサブタ状になって残っています。

この傷の残り方から、おそらくアザミウマによる食害だったのではないかと思います。

 

デレッセーナ

下葉が変色し、茎が半分黒くなっているのを確認しました。

また、ハダニの発生を目視で確認しました。

 

行った対処

茎に大きな傷があるものの、腐り始めてはいないように見えたので、切らずに対処してみる事にしました。

ダニ剤の塗布、茎の傷口に殺菌剤を塗布、殺虫剤の潅水を行いました。

株元を軽石で埋めて蒸れないようにしました。

水やりは鉢の縁から少量与えるようにし、傷口が濡れないよう注意して行いました。

 

結果、下葉は枯れてしまったものの、症状はストップしたように見受けられます。

 

茎の傷も大きくはなっていないようです。

ただ、ここがカビたり腐り出したらあっという間に枯れ落ちると思います。

傷を湿らせないよう細心の注意が必要となるので、正直、切ってしまった方が楽だったかなと思います。

 

稚児姿

7月中旬に根元が枯れこんでしまいました。

 

行った対処

カットし、挿し直しました。

無事根付いてくれたようです。

発見が早かったのが幸いでした。

 

ポリフィラ

7月中旬に根元から枯れこんできてしまいました。

 

行った対処

無事な部分をカットし、挿し直しました。

一部根付いたようで、辛うじて全滅は免れました。

が、その後の日照調整に失敗して、葉焼けさせてしまいました。

秋になんとか復調していただきたく思います。

 

セダム・グリセウム

葉がポロポロと落ち始め、先端が枯れこんでしまいました。

根詰まりにより、水を吸えなくなったと思われます。

 

行った対処

植え替えをしました。

根はカチカチに固まっており、明らかに根詰まりを起こしておりました。

 

植え替えから程なくして、わずかに残っていた葉が膨らみ、水を吸っている兆候が見られました。

新芽が吹いたのも確認できましたので、もう大丈夫だと思います。

春に紅葉から醒めるのがとても遅かったので不思議に思っていましたが、根詰まりの兆候だったようです。

春に植え替えておけば、こんなボロボロになるのを防げたと思います。

要・反省です。

 

セダム・ヒメササ

買ってきた時からこの状態です。

そもそも7月にこんな状態のセダムを買うなという話ですね。

 

行った対処

このまま猛暑に晒したら枯れるのは目に見えているので、超VIP待遇で育てました。

ベランダの風通しの良い涼しい場所で、かつ紫外線をカットした柔らかい光が当たるように調整しました。

枯れることなく、夏を乗り切りました。

むしろ、葉が増えています。

このまま秋に完全回復といきたいところです。

 

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総括

2022年の夏は、6月末にいきなりの猛暑が襲い、残暑も厳しかったのでとても長く感じました。

多肉植物を育て始めてから5回目の夏となりましたが、今まで一番厳しかったと思います。

複数の多肉植物を枯らす結果となってしまいました。

原因として、厳しかった気候も挙げられますが、一番の要因は管理する多肉植物を増やしすぎた為、不調の発見・対処が遅れた事だと思います。

もう少し余裕をもって管理できるよう、育てる植物の数を見直してみようと思います。