石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

エケベリアを切らずに回復を試みた結果

こちらは夏にダメージを受けてしまったエケベリアのデレッセーナです。

 

茎に大きな傷があり、黒くなり始めていました。

こういう場合は、黒い部分が無くなる所まで茎をカットし、挿し直すのが定石です。

しかし、茎が短く、切ると全部バラバラになりそうだったので、切らずに治療してみる事にしました。

 

正直、うまくはいかないだろうと思っておりましたが、なんとか持ち直して回復の兆しが見えてきました。

現在の様子です。

変色していた葉は萎れましたが、症状はそこで止まりました。

 

成長点が活発に動き始め、葉が増えつつあります。

この調子なら、すぐに形も整いそうです。

 

患部の様子です。

はえぐれて茶色くなっています。

完全に乾燥して木質化したようになっているので、ここから腐りが進行する事は無さそうです。

 

腐り始めたら切るのが定石のエケベリアですが、早期発見、早期治療ができれば、切らずとも回復させる事は可能なようです。

ただし、腐らせないための消毒・乾燥にとても気を使うので、茎の長さに余裕があれば切ってしまった方が楽だと感じました。