石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

ピーチパーフェクトはグランドカバーには向かない

セダムの乙女心を植えている鉢です。

今日の話題は、この鉢の主役の乙女心ではなく、足元を固める脇役のオロスタキス属ピーチパーフェクトについてです。

ピーチパーフェクトは、フリマアプリで多肉を買った際に、1株だけオマケで貰ったものです。

どんどん増えるので、グランドカバーに使えそうだと思い、乙女心の足元に植えました。

 

乙女心はスパルタで育てると、長い茎の先端に葉が密生する花火のような形になります。

可愛らしい姿ではあるのですが、足元がスカスカになってちょっと寒々しい鉢になってしまいます。

そこで、グランドカバーになる多肉を植えることにしました。

条件としては、背が高くならずに密生する事。

そして、主役はあくまで乙女心なので、派手すぎない事です。

始めは小型のセダムを植えていました。

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小型セダムは条件にピッタリで、植え付けた当初は満足していました。

しかし、乙女心と小型セダムって欲しがる水の量と肥料分が全然違うので、共生できませんでした。

乙女心に合わせると小型セダムカリカリになってしまうし、小型セダムに合わせると乙女心が根腐れしそうになるんですね。

 

そこで、水をそれほど欲しがらないピーチパーフェクトに白羽の矢が立ったわけです。

ピーチパーフェクトは爽やかなライトグリーンで、秋にはほんのりピンク色に染まります。

派手過ぎず、丈夫で密生しやすいので、理想的なグランドカバーになってくれました。

・・・昨年の秋までは。

 

問題は冬です。

オロスタキス属って、冬になると完全に枯れ上がってしまうのですね・・・。

死んでしまったわけではなく、この状態で冬越しして、春になるとワサワサ復活するんです。

枯れ上がった姿から一斉に芽吹く姿は感動的で、とても魅力的な植物ではあるのですが、冬が一番可愛らしい乙女心のグランドカバーとしては失格です。

乙女心の相棒探しはまだしばらく続きそうです。