石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

置き場所によるラウイの白さの違い

去年の春に蒔いたラウイを3ヶ月前に鉢上げした時の写真です。

この時は大きさに多少の差はあれ、白さにそれほどの違いはありませんでした。

鉢上げした後、まとめて置く場所がなかったので、あちこちにバラバラに置いておりました。

その結果、置き場所によって白さに違いが出てきたので、集めて比較してみる事にしました。

並べてみると、白さにかなり違いがあるのが分かります。

右側2つの白さが際立っています。

これぞラウイって感じです。

 

それぞれの株の育成環境です。

ベランダ・室外機上の多肉棚

日当たり◎

風通し◎

雨除け△ (屋根ありだが吹き込みアリ)

雨が吹き込む為、粉落ちしてしまい白さが今一つです。

ラウイは水を弾くのでそんなに影響は無いのかと思っておりましたが、水を弾く度に少しずつ白粉が剝がれてしまっていたようで、所々剥げているのがわかります。

真っ白なラウイに育てたいなら、葉に水が当たらないように注意する必要がありそうです。

シャワーによる水やりや、薬剤の散布もNGとなります。(あくまで白さを第一として育成する場合です)

 

ベランダ・物干し竿の上

日当たり◎

風通し◎

雨除け◎

我が家の物干し竿の上は多肉植物にとって理想的な環境です。

しかし、多肉が見えないという致命的な欠陥があります。

育成・療養・緊急避難場所として使っています。

小さいながらも分厚い白粉をまとい、真っ白で美しいラウイに育っています。

白くするには、雨除けのできる場所で、よく日に当てて育てる事が重要なようです。

 

室内・南向き窓際

日当たり△

風通し△ (扇風機による送風)

雨除け◎

ストレスがかからない環境の為、大きく成長しています。

雨が当たらないので粉落ちする事無く一様に白っぽくはなっています。(右側の粉落ちは移動時の接触によるもの)

ただ、日当たりが悪いと粉自体あまり吹かないようで、白さが今一つです。

やはり、白くする為には日当たりは重要ですね。

 

落ちこぼれの小さな株をまとめ植えした鉢です。

白さ云々よりもまずは大きくする必要があるため、室内で甘やかし中です。

順調に大きくなっているので、育成重視ならばこの環境で問題無さそうです。

植え替え時に取れてしまった1cm程の葉をダメ元で挿してみたものです。

ラウイの葉挿しは難しいと聞いていたのですが、ちゃんと芽が出ています。

小さいうちは活性が高いので、葉挿しの成功率が高いのかもしれません。