石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

不織布程度の遮光では今年の日差しは防げなかった

今年はエケベリアを中心とした暑さに強い多肉達をベランダの多肉棚最上段に置いて、不織布で遮光して夏越しさせておりました。

しかし、見通しが甘かったようで、不織布程度では今年の日差しを防ぐ事ができませんでした。

次々と焦げる多肉が出てきたので、遮光率の高い遮光ネットに張り替えました。

これでも焦げる多肉が続出したので、もうこの場所での多肉の夏越しは諦めました。

今年の関東内陸部の暑さは厳しすぎます。

 

昨年までは遮光無しでも平気な顔をしていたダイソーチワワエンシス。

大きく育てるべく春に植え替えをしたのですが、外葉が枯れて小さくなってしまいました。

深刻な状態ではないので、しばらく室内で療養させて秋の復活に期待してみます。

 

由緒正しい方のチワワエンシス。

こちらはわずかに日陰になる位置に置いていたおかげか、無事でした。

ダイソーチワワと共に室内療養中。

 

ヘラクレスも派手に焦げてしまいました。

エレガンス系が焦げたのは初めてです。

どうなってるんだ今年は・・・。

 

美尼王妃晃の群生株も一部が悲惨な事に。

ドーム状の綺麗な群生株だっただけに悔やまれます。

 

過酷な環境でも耐えてくれる植物もあります。

サボテン・アラクナカンサです。

体を縮めて土に潜るようにして、暑さを耐え忍んでいます。

縮む事で刺が密になり、日除けになるんですね。

さすが過酷な環境を生き抜いてきたサボテン、生存能力が高いです。

 

狭いベランダ内でも、少し位置が違うだけで快適に夏越しできている場所もあります。

吸気窓前に作った棚で、直射日光のほとんど当たらない場所です。

ここは遮光無しでも脱落する多肉は無く、生き生きとしています。

暑さに弱いグリーンネックレスとピレアグロボーサですら瑞々しい姿を保っています。

過酷な夏でも快適な場所を探してやれば、難無く夏越しできるんですね。

狭い我が家では、その快適な場所を見つけて多肉置き場として確保するのが一番難しいんですけど・・・。