「石と多肉植物」というタイトルなのに、ここしばらく多肉植物の話しかしていないので、たまには石の話でも。
こちらは茨城の玉川のメノウです。
メノウ伝道師ジノ。さんの布教活動もあって、関東でメノウというとオレンジ色の玉川メノウが有名になりました。
町はずれの小川にこんな綺麗な石が転がっているのですから、そりゃみんな拾いに行きたくなりますよね。
山奥の鉱山跡のズリ(掘った後のクズ石を捨てた場所)なんかを探すと、違うタイプのメノウも見つける事ができます。
紫色のメノウです。
これらはアメシスト水晶が結晶化する過程で縞模様になったものだと思います。
カルセドニー形成後に着色された玉川メノウとは生成過程が異なります。
このタイプのものをメノウと呼んでいいのかよくわかりませんが、縞模様のある石英はメノウと呼ばれるので、メノウでいいかと思います。
(メノウの定義って結構曖昧なんですよね・・・。)
不思議な模様の紫メノウです。
反対側は水晶クラスターが育っていて、金平糖みたいになっています。
4本のアメシスト水晶のまわりに小さな水晶が付着し、それの欠けた断面が不思議な模様になったのだと思います。
気合を入れて磨いたのでヌラヌラです。
アメシストが脈のようになっている紫メノウです。
地中の隙間の上と下から小さなアメシストクラスターが発生・成長し、最終的にぶつかって埋まったものだと思います。
この面をスパっとスライスしたら綺麗な模様が現れそうです。
デコボコしているのでちょっと見にくいですが、花びらのような模様になっているのが分かります。
唐突にヘビです。
沢を掘っていたら掘り当てたジムグリの子供です。
暗かったので写真の色が綺麗に出ず・・・実際はもっと真っ赤でした。
ジムグリの幼蛇は日本で一番綺麗なヘビだと思います。
大きくなると地味な色になるんですけどね。
無毒だし、おとなしいし、手のひらサイズで最高に可愛いかったです。