ストリクチフローラ・ノヴァです。
白っぽい葉に黒いエッジという美しい品種です。
葉の形も独特で、艶っぽいエケベリアだと思います。
もっと攻めればより白く、エッジは黒くなるのですが、今年は暖冬という事もあって紅葉には期待せず、甘やかし気味に育てています。
右側は夏に葉数が減ってしまったので、より甘やかしている同一クローン株です。
1月中旬から室内管理しているので、緑色が強くなっています。
ストリクチフローラ・ノヴァは、季節や育て方によって色や形が大きく変わります。
2021年8月です。
甘やかしすぎるとエッジが消えて緑一色になります。
2021年10月です。
紅葉前は、うっすら白い葉に赤いエッジという姿になります。
成長も旺盛で、一番健康的な姿かと思います。
2021年12月です。
水を切って寒さに晒し、よく日に当てるとエッジが黒くなります。
綺麗なのですが、やりすぎると下葉から枯れてきます。
ストリクチフローラは害虫が付きやすく、それも綺麗に育てるのが難しい一因になっています。
2022年7月です。
葉の付け根が黒くなっています。
ストリクチフローラは、この症状がよく出ます。
ハダニかアザミウマの仕業だと思います。
この症状が出ると、葉が変形したり、早々に枯れ上がってしまう事が多く、その年の紅葉時期は残念な姿になってしまいます。
ダニの対策は、薬剤による予防と早期発見が大事です。
今回登場した写真は全て同一株です。
育て方や環境によって、ここまで見た目が変わるエケベリアも珍しいのではないでしょうか。
ストリクチフローラ・ノヴァは理想的な姿にするのが難しい品種ですが、それ故に育て甲斐のある面白い品種だと思います。