石と多肉植物

多肉植物の育成・実生、天然石とのアレンジを紹介しています。

フィロボルスの種子の取り出し方

今年はフィロボルス・エーンリエットがたくさん実を付けてくれました。

赤くて綺麗な実です。

実を付けてから3ヶ月ほどで乾燥してカリカリになったので、先週末に全て収穫しました。

乾燥した実はカチカチに固まっていて、素手では剥くことができません。

昨年はペンチでむしって無理やりタネを取り出しましたが、今年は数も多いので正攻法で取り出してみます。

 

まず、サヤを水に浸けます。

細かいタネの取り出しや小分けをする時は、深めの器の中で行うと紛失する可能性が減るのでお勧めです。

 

カチカチだったサヤは、水を吸うと花びらのように開きます。

浸けた直後に開くものもあれば、20分経っても開かないものもありました。

開かなかったものも、ふやけて柔らかくなっているので手で剥く事ができます。

 

実が開くとタネは水に沈みますが、多数がサヤに残ります。

サヤに残ったタネは、先の尖ったピンセット等で丁寧に取り出します。

私は100均の歯垢落としを使っています。

1本あると何かと便利です、歯垢落とし。

 

綺麗に取り出せました。

 

全てのタネを取り出しました。

 

フィロボルスの種子は大きめなので、茶こしで回収する事ができます。

流水で洗って、サヤのカス等を取り除きます。

 

ティッシュで水分を吸い取った後、風通しの良い場所で乾燥させます。

しっかり乾燥させずに水分が残ったまま密閉してしまうと、カビが発生して全てのタネが駄目になってしまう事もあります。

茶こし袋などに入れて、2日くらい干すのがお勧めです。